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13話 ページ15

 
 
 
ナミ「結局何も調達できなかったわね…」

『すみません…我が国のゴタゴタに巻き込んでしまい…』

ゾロ「…まァ、首突っ込んだのはルフィだからな」

ルフィ「でもお前、自由になれて良かっただろ!にししっ」


…温かい笑顔がそこにあるように感じられる。
これが、船長たる者なんだろうなぁ…


ウソップ「サンジ〜そろそろ離してやれよ?」

サンジ「……うるせェ」

『僕は構わないよサンジくん』


船に乗り、抱き上げるのはやめてくれたものの、今はサンジくんに後ろから抱きしめられてる状態。
別に苦しくないし、むしろ首筋に触れる彼のサラサラの髪が心地よいくらいだ。


?「おいおいそれじゃあ気が散って自己紹介もできねェぜ!!」


…今声がかなり上の方から聞こえてきたのは気のせいだろうか。
気のせいだと信じたい。
あれ…でも海軍大将とかもっと大きかったな…


サンジくんが渋々といったように僕から離れていく。
ぬくもりがなくなると余計に船の上って寒いんだなぁ。


『僕はメディスター・Aと申します。麦わらの一味、参謀として…歓迎してくださいますか?』

フランキー「ルフィが認めたんならなァ!おれが反対するまでもねェ!!おれはこの船の船大工、フランキーだ!」

ロビン「貴方…リヴァイア王国の“戦場の妖狐”かしら?」

『…そのような名もついていましたね』


敵兵が勝手につけた異名。懐かしい。
僕を見て逃げ出したのを特に追いかけもせず生かしておいたら、なかなかいい呼び名をつけてくれたものだから感謝している。


ルフィ「戦場の…ようこってなんだ??」

ロビン「古くから伝わる狐の妖怪よ。人間をたぶらかしたり人間に化けたりすると言われているけど…実害はないでしょうね」

ルフィ「お前、妖怪なのか?」

『いいえ。僕の杖に狐がついているのと、僕が戦場で目を細めて笑っているかららしいですよ。僕はタレ目なはずなんですけどねぇ』

ルフィ「へぇ!あ、フランキー、ロビン、チョッパー!Aは目が見えねぇんだ。よろしくしてやってくれよ!!」


おや、自分で言う前に言われてしまったか。


ナミ「アンタはなんでいつも大事なことをサラッと言うのよ!!本人が言うべきじゃないの!?」

『大げさに言われるよりずっといいですよ』

ルフィ「なぁ、敬語やめようぜ?おれたちはもう仲間なんだ!」


…僕は一生この人についていく。
今決めた。


『じゃあよろしくね。ルフィくん』


 

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もんちゃん - ヤバイ!!めっちゃお話の内容好きぃぃぃ!! (2022年9月17日 14時) (レス) @page10 id: 5340c227df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅがぁ | 作成日時:2022年9月14日 23時

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