謎だらけな少女の航海記【ONE PIECE】 (ページ3)

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第１話ページ3

『ん･･･？ここは･･･』

足元に冷たい何かがあたる
私･･･なんでここに？ってかここ何処だし
体を起こし辺りを見回すと見知らぬ砂浜
･･･着ている服はずぶ濡れ
何処かに打ち上げられたって事か？
所謂遭難ってやつ？？
果てしなくめんどくさい･･･

『確か私は･････いや、考えないで良いか』

そんな独り言を呟いた
傍から見たら私はどう見えているのだろう
見知らぬ子供が砂浜で1人水浸しで悩んでる
････別に変な事ないじゃん･･･寧ろその悩み聞いてあげたいわ

『んじゃあ････まずは食料調達か』

なんでそんな逞しいかって？
そんなの知らん･･･昔からこんな感じだった
泣くなんてそんな子供っぽい事なんてしねーよ
ガキ扱いはされたくないしな

『え～っと･･･果物はあるっぽいな････』

そう言いながら目に止まった果物を取っていく
毒気はなさそう･･･まぁとりあえず食料で困る事はあんまりなさそうだ
後は･･･ここか何処か････人が居れば楽だけど

『その為にはこの森抜けないとな･･･』

目の前を見れば木々が生い茂っている
ここから抜けるのは時間がかかりそうだ
でもまぁ････やるしかないかぁ

『微かに人の居る気配はあるし･･･大丈夫だろ』

別に見えているわけじゃない
何か居るという感覚があるだけ
幼い頃から気配を感じるのは得意だったからよく使ってる････便利だしな

『ん～でも遠いな････』

この見た目から考えると結構大きめの島みたいだし仕方ない
とりあえず歩いてみるしかないか･･･
足を進めていくと案外険しい山道

『歩くよりか木を伝って移動する方が楽か･･･』

そう思い木へと跳ぶ
そのまま他の木へ飛び移りながら進んでいく
やっぱりこっちの方が良いわ

『ん･･･？人の気配が』

不意に感じた人の気配
このまま真っ直ぐ進んだ所に居るらしい
ある程度進んだら降りて様子を見てみるか

『ほんと何処見ても木ばっか････見飽きたんだけど･･･っと』

木から飛び降りると気配を探る
は？なんかこっちに来てるんだけど･･･
しかも結構でかい奴ときた
私、運に見放されてるな～

『まぁこうなったら･･･やるしかないか』

どこからか取り出したダガーを握る
私としてはタダでやられるわけにはいかない･･･
別にやられるつもりもないけど