愛されたい…１１ (ページ43)

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臣side ページ43

Aは
声を張りあげて､

『……自分が実の父親やって思てた人がちゃうかって､自分のママの代わりに抱かれてると思てたら､実際は自分に恋愛感情を持ってたとか…､
ゆえる訳ないやんかぁ…ｯｯ､
おみやって､パパは味方が変わるやろ？汗』

そんなの当たり前だろ…､
恋愛感情があったと聞いた時…､
あんなにボロボロになるまで抱き続けた日が頭に蘇ってきて､気が狂いそうだった…

臣「あぁー嫉妬で狂いそうだよ…､」

と言ったら､両手で俺のTシャツを強く握り､

『だからゆえなかった…､助けてって……､』

え？

『またおみを不安にさせてまうって…､
ほんまは､すぐに電話しようとしたｯｯ!!
助けてｯｯ!!って!!
けど…色んな事が頭に浮かんで出来んかったｯ!!』

Aの気持ちを聞いて､何も言えなくなった…､

するとAは無表情で､服を直し俺の手を繋いで
俺をベッドに連れて行った…､

そして俺をベッドに座らせて､
俺の目の前で､自分の服を全部脱ぎ始めｼｮｰﾂだけにになった…汗

臣「なにしてんの？」

と聞けば､

『抱けるの？』

と冷めた声で言ってきた…､

臣「え？」

『恋愛感情で抱かれ続けてた…うちを……､』

とまた冷めた声で言ってきた…､

ほんと意味分かんねぇ…､
マジでイライラする…､
俺は顔を顰めた…､

その顔を見てか､
Aは服を拾って､シャツを肩に羽織った…､

『………ほらね､無理しんくていい』

俺に背を向けて､着替えに行こうとした…､

また勝手に解釈してる…
ほんと困った奴…､

もうイライラするわ!!

Aを後ろから抱きしめた…､

臣「抱けねぇ訳ねぇだろ!!
自分の中で勝手に解釈すんな!!」

と言って､Aを抱き上げ

『ちょっとｯｯ!!汗』

ベッドに下ろし､Aの上に跨いで見下ろした､

臣「煽ったお前が悪い､覚悟しとけよ」

と意地悪そうに口角をあげた…､

『ｯｯ!!／／』

Aはびっくりしながら
顔を紅くして､見つめて来た…､

けど､次にAが発した言葉…､

『………無理しなくてい』

と冷めた声で言って､顔を背けた…､

ほんと意味分かんねぇ…､
一瞬顔を紅くしたくせに…､

臣「無理なんかしてねぇ､
けどお前がイヤなら抱かない」

『……､』

臣「お前を無理矢理抱きたくねえし…､
ほんとは､めちゃくちゃにしてやりたいぐらい
抱きたいけどな…､
アイツと同じようにはなりたくねぇし」

Aはまた俺の目を見つめた…､
その目には涙が溜まってた…､