chapter:25 ページ26
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「そら、そら。着いたけど、起きられる？」
一層ぐったりとするそらの肩を優しく叩いてそう問いかける。
私の言葉は聞こえているのかいないのか、あーとかんーとか言葉になっていない音を発する。
「あ、すみませんお会計これで、」
と、タクシーの運転手に5000円札を差し出す。
「大丈夫そうですか？」
「すみません、支えながら行くので大丈夫です。ドア開けていただけますか？」
心配してくれた運転手の方にドアを開けてもらい、先に私が降りる。
ゆっくりと降りたそらの肩を支えて経った後、運転手の方にぺこりと頭を下げる。
さて。
降りてくれたはいいけどほぼ寝ているそらは物凄く重い。立っているだけで張り切って履いてきたハイヒールがグラグラと揺れるけど、私まで倒れるわけにはいかないからね。
「歩ける？」
うん、という合図なんだろうか、がくっと頭を下げたそらを見て、ゆっくり歩き始める。
タクシーはマンションのすぐ前に停めてもらったので、入口まではすぐ。
だけど入口の前にいくつか階段があるからそれに気を付けてね、と言おうとしたものの時すでに遅し。
「きゃっ、」
そらが躓き、抱きとめるような形で何とか支える。
「段差、気を付けて。もうちょっとだから頑張って…」
「ごめん…」
と、小さく呟くそらの肩をもう1度支え直し、何とかマンションの中へと進んで行った。
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エイカ - お話の感想ではないことを書き込んでしまいすみません…。 (2018年3月28日 18時) (
レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
エイカ - お久しぶりです！今回のお話もとてもよかったです！えいちゃんと夢主ちゃんが会ってとても嬉しいです！笑続きがとても気になります…！更新頑張ってください！話が変わりますが3/25にファンミに行きました！初めて近くでアバンティーズを見れてとても嬉しかったです♪ (2018年3月28日 18時) (レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
雨城(プロフ) - とんでもないです！そして、ありがとうございます。エイジさんをたくさん登場させたいと思いながらも字数制限に負け、あまり書けなくて…たくさん登場させられるように頑張ります！ (2018年2月6日 9時) (レス) id: e39777545c (このIDを非表示/違反報告)
エイカ - 雨城さん» アドバイスありがとうございます。あと、今回のお話もとても面白かったです。今までえいちゃんがあまり出てこなかったので楽しく読まさせていただきました。 (2018年2月5日 19時) (レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
雨城(プロフ) - エイカさん» 字数制限があるので、あまり詳しいアドバイスができずすみません。私でよければいつでも質問していただければ答えさせていただきます。エイカさんもお話の更新、頑張ってください！ (2018年1月17日 0時) (レス) id: e39777545c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨城 | 作成日時：2017年12月19日 23時
