chapter:12 ページ13
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「えいちゃん…」
「おつ〜編集終わった？」
「まぁ一応。……久しぶり、A」
目を逸らして言うえいちゃんの赤から、姿から、私は目を離せなかった。
それに、話しかけてくれたのも名前を呼んでくれたのも高校振り。
「お邪魔してます、」
意識しないでいようと思ったのに、久々にしっかりと姿を見て、声を聞いて、すぐ傍にいるかと思うとすっかりえいちゃんのことしか考えられなくなり、どんどん鼓動も速くなっていく。
手をつけ始めたばかりの料理も口に運ぶ気になれなくて、ぼーっとその赤を見つめる。
あんなに赤いのにすごいサラサラだなあ、羨ましいくらい…
「……」
「あそうだえいちゃん、この前電話掛けてた人には繋がった？」
「は！？」
「え、何そんなにびっくりしてるの…この前電話繋がらねぇって何か言ってたじゃん。撮影に必要なアポとかだったの？」
「いや、全然、あれはもう大丈夫だから」
電話…？
そういえば私に入ってた不在着信って誰だったんだろう。あれから掛かってくることはなくなったし全く気にしてなかったけど…
「私この前身に覚えのない番号から不在着信が2件入っててさ〜、それ以来もうないから気にしてないけど笑 間違いとかかな？」
「え〜何か怖いねそれ」
「まぁその時はちょっとね、もう忘れてたくらいだけど笑」
こうやって思い出すとあれが誰だったのか気になってきた。非通知とかじゃなかったし今度掛け返してみようかな、なんて。
「あのさ…話ぶった斬るけどA、連絡先教えてくれない？」
「え、えいちゃん交換してなかったの？」
「僕とツリメはそらから教えてもらってたのに」
「いや…うん。俺は知らなかったよ」
「えっと…」
まさか向こうから聞かれるとは思ってもなかった…
てっきり私のこと避けてるのかと思ってたから、だから交換もしないんだろうなって思ってたのに。
「あの、LINEでも、いい？」
「あぁ、いいよ」
「なんか2人ぎこちなくない〜？」
「そーだよ、2人も話すのは久々なんだしもっと喋んなよ」
「そ、そうかなぁ？笑 そんなことないよ…」
痛いところをそらとみっくんに突かれ、はぐらかしながらちらっとえいちゃんを見ても右手に携帯、左手でフライドポテトを摘みながら、それを食べずに部屋に置かれたカメラの方を見ていた。
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エイカ - お話の感想ではないことを書き込んでしまいすみません…。 (2018年3月28日 18時) (
レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
エイカ - お久しぶりです！今回のお話もとてもよかったです！えいちゃんと夢主ちゃんが会ってとても嬉しいです！笑続きがとても気になります…！更新頑張ってください！話が変わりますが3/25にファンミに行きました！初めて近くでアバンティーズを見れてとても嬉しかったです♪ (2018年3月28日 18時) (レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
雨城(プロフ) - とんでもないです！そして、ありがとうございます。エイジさんをたくさん登場させたいと思いながらも字数制限に負け、あまり書けなくて…たくさん登場させられるように頑張ります！ (2018年2月6日 9時) (レス) id: e39777545c (このIDを非表示/違反報告)
エイカ - 雨城さん» アドバイスありがとうございます。あと、今回のお話もとても面白かったです。今までえいちゃんがあまり出てこなかったので楽しく読まさせていただきました。 (2018年2月5日 19時) (レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
雨城(プロフ) - エイカさん» 字数制限があるので、あまり詳しいアドバイスができずすみません。私でよければいつでも質問していただければ答えさせていただきます。エイカさんもお話の更新、頑張ってください！ (2018年1月17日 0時) (レス) id: e39777545c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨城 | 作成日時：2017年12月19日 23時
