34.Itsuki side ページ34
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明日の朝起きたら、抱きしめて、ごめんねって謝ろう…
そう思いながらベッドに入り眠りについた
ジリジリとうるさいアラームを止めて体を起こす
隣のベッドには綺麗に畳まれたベッドカバー
起きたらAは部屋にいなかった
もう先に現場に行ったのだろうか?
何の弁解もしないのはまずかったのか…?
考えてもAの気持ちを深くまで読み解くことなんて俺にはできない
とにかく現場に行けばいるだろう
バタバタと室内を駆け回り準備した俺は足早にホテルを飛び出し現場に向かった
機材を運ぶスタッフさん、衣装に着替えてきたメンバーたち
でもそこにAの姿は無い
キョロキョロと周りを見渡すと、近づいてくる壱馬さん
壱「仲直りできた?」
『いや…起きたらいなくて…先に現場入ってるかと思ったんすけど…』
俺と一緒にあたりを見渡す
準備お願いしますと、スタッフさんの声が聞こえる
壱「あ。」
思い出したように声を漏らす壱馬さん
壱「2階かも。昨日もバルコニーにいた」
『バルコニー…』
壱「あそこの階段上がったら行けたよ」
『壱馬さん…お願いしてもいいですか…』
俺の言葉に え?と目を見開く
『先に部屋出てたから…俺に会いたくないから先に出たのかもしれないし…』
自分で言っててツラくなる
壱「…わかった」
微笑んだ壱馬さんはバルコニーへと上がり
Aと一緒に降りてきた
A… 喉元まで出てきた彼女の名を呼ぶ前に回ってきたメイク
自分のタイミングの悪さが嫌になった
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ぬう(プロフ) - 彩華さん» いつのまにか長編になってしまってるから読むの大変でしたよね!?最初から読んで頂けたなんて嬉しすぎます!!!頑張って樹君とイチャつきまくるので懲りずにお付き合いください(^^) (2019年7月30日 23時) (レス) id: 1bdd3ad000 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 最初から一気に読んでしまいました!!もう発狂発狂発狂です(笑)いっちゃんかっこよすぎます〜!!!これからも更新楽しみに待ってます! (2019年7月29日 16時) (レス) id: 303c26c9ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年7月17日 14時