32.Itsuki side ページ32
.
壱「お疲れさん」
言われた通り壱馬さんとまこっちゃんの部屋に寄った
中に入ると、お疲れ様ですと小声で微笑むまこっちゃんと
ソファにうずくまったまま眠るA
『え…寝てる…？』
壱「ごめん、飲ませ過ぎたかも…」
状況がつかめずハテナを浮かべていると、プールバーからここに至るまでの出来事を説明してくれた壱馬さん
『そういうことか…ありがとうございます』
壱「樹に早く会いたいって。泣きながら寝た」
慎「Aさんの博多弁初めて聞きました。樹さん愛されてますね」
にっこり笑った2人にもう一度お礼を言って
Aに声をかける
『A…？部屋戻ろう…？」
「……」
スヤスヤ眠る彼女の頬には涙の跡
『ごめんね…』
頬を優しく撫でると手にすり寄ってくる
壱「朝まで寝かせとく？俺らは大丈夫だけど」
『いや、部屋連れて戻ります』
ゆっくりと起こさないように抱きかかえると
扉を開けてくれたまこっちゃん
慎「はやく仲直りして下さいね…」
心配そうに見る彼に頷いて、部屋に戻った
ベッドに降ろすと、
「いつき…」
頬に涙の跡をつけたまま寝言で俺の名前を呼ぶA
昼間はあんなに楽しかったのに、夕方にはあんなことになるなんて思ってなかったよね…
『ごめんね…愛してるよ』
彼女の前髪をかきあげて額にキスをする
Aがこの怪我を負った事故の日に、もう二度と傷つけないって決めたのに。
俺が不甲斐ないから…
傷つけてごめんね？
眠る彼女は、唇にキスをするとふにゃっと笑った
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 748人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぬう(プロフ) - 彩華さん» いつのまにか長編になってしまってるから読むの大変でしたよね！？最初から読んで頂けたなんて嬉しすぎます！！！頑張って樹君とイチャつきまくるので懲りずにお付き合いください(^^) (2019年7月30日 23時) (
レス) id: 1bdd3ad000 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 最初から一気に読んでしまいました！！もう発狂発狂発狂です（笑）いっちゃんかっこよすぎます〜！！！これからも更新楽しみに待ってます！ (2019年7月29日 16時) (レス) id: 303c26c9ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぬう
| 作成日時：2019年7月17日 14時
