検索窓
今日:32 hit、昨日:16 hit、合計:413,562 hit

28. ページ28

.

少し気まずそうにこちらを見る樹と目があった

…けど、俯いて、目をそらしてしまう

一連の流れを見ていた壱馬さんが
テーブルの下で私の手首をきゅっと掴んだ

パッと壱馬さんの方を見ると

『おいで』

口パクでそう言った壱馬さんは立ち上がり
トイレいってきまぁす と席を立つ

「あ、私も…」

そう言って壱馬さんの後を追った

ランペの個室から少し離れた所で止まった壱馬さんは
私の顔を覗き込むと

『あれはちょっときつかったな?』

ははっと笑いながら私の頭を撫でた

『ごめんなぁ?スタイリストさん2人呼ばんがえかったな?』

頭を撫でたままそう続ける壱馬さんに
ふるふると首を振った

「壱馬さん、お兄ちゃんみたいですね」

そう言って笑ったら

『兄貴と思ってええよ!特別!』

冗談ぽく応えてくれた壱馬さんになんだかホッとした。

.

29.Itsuki side→←27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (155 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
732人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGE , LDH , 藤原樹   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぬう | 作成日時:2019年5月24日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。