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わざわざ言いふらす必要なんてないもん
もらったばかりの缶ジュースは、プシュッと乾いた音をたてて開く
このくらい簡単に全ての物事が上手くいけば
誰だって苦労しない
「ちょっと…お手洗い行ってくるね」
龍「おー」
2人の間をすり抜けて飛び出した楽屋
閉じこもったトイレの個室
"やっぱ俺Aのこと大好き"
翔吾の言葉を頭に巡らせながら
「玲於くん…」
今一番会いたい人の名前を呼んだ
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Ryuto side
龍「ついに嘘をつくことを覚えたか」
隼「今までが素直すぎたんだよ」
Aが出て行った楽屋には、また隼と俺だけの空間が広がる
龍「絶対なんかあったよな〜」
隼「あるに決まってるよ〜翔吾だもん」
隼と裕太くんいわく、翔吾の攻め具合は玲於なんかと比べ物にならないという
龍「そんなに攻められて落ちんもんかねぇ」
隼「ほらAも頑固だから」
そう言ってふふっと笑う隼
龍「…隼はええの？」
俺のその質問に、どういう意味だと目を合わせる彼
俺意外と周り見てんねんで？
龍「好きやろ。結構前から」
ウチのお姫様は、ほんとに良く好かれる。
それほど彼女の存在は太陽みたいに眩しいから
隼「俺の好きは妹としての好きだよ」
にっこり笑う隼も、昔より随分嘘が上手くなった
隼「はぁ君って何も考えずに飛びついてくれるなら…それ以外に望まないかな」
少し切なそうに笑う隼も、翔吾も、玲於も、そしてAも…
人それぞれ幸せの定義が違っても
幸せになりたいと思う気持ちは違わないはずだから
龍「そっか」
外野のできることはほとんど無いに等しいけど
見守るくらいは、やってやるか。
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - ゆあさん» ありがとうございます！玲於ちゃんも主人公もこじらせちゃっとります！笑 (2019年9月22日 10時) (レス) id: de6c2eaaee (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - もどかしい感じがたまりません (2019年9月22日 3時) (レス) id: 0eaf3d3c12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう
| 作成日時：2019年9月21日 21時
