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眠れなくとも朝はやってくる
結局浅い眠りを繰り返すだけで余計に疲れを溜めた体は重くて、あんなに楽しいと思ってた事務所に行くことも踊ることまでも憂鬱
たった1人にぶつけた感情が、こんなにも活動に影響するなんて知らなかった
無理やり起こした体で向かった事務所にはまだ、裕太先生しかいなかった
裕「おはよ〜」
「おはよう先生！」
無理やり上げたテンション
こうでもしなきゃ今日1日頑張れる気がしない
裕「どうした？」
「んー、なにが？」
なにがって…と呟く先生は、こんな時だけ勘が鋭いのかじっと私を見つめる
「なに…？」
その視線に耐えられなくて私から声をかければ、
裕「翔吾、どうなったん？オーディション終わったで」
こともあろうかストレートにぶち込んでくる
「先生…もうちょっとオブラートに包もうよ…」
裕「俺そんなん包み方知らんし」
先生らしいといえば先生らしい言い方
ちょっと雑なその問いに、なんだかホッとする私もいる
んー、と話すことを躊躇う私
ここだともうすぐ玲於くんが来ちゃうかもしれない…
裕「場所変えよか」
立ち上がった先生は、ほら行くでと言うと扉を開ける
うん、と頷き付いていった場所は
私と玲於くんが2人で踊っていたあの少し狭目のスタジオ
昨日私が…玲於くんに想いを伝えた場所
なんでよりによってここなんだろう
裕「ここ使うのAと玲於くらいやからな。誰もこんやろ」
そういうことね…
確かに朝から踊る人もいない
私と先生2人だけの空間
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう
| 作成日時：2019年8月12日 1時
