第303話・彼の聞きたいこと ページ20
「と思ったバーカ！！」
「誰に叫んでいるんだ？」
「危ないから降りろ！」
A、風丸、半田の3人で帰宅途中突然Aが河川敷に続く橋の塀の上に登り夕日に向かって叫んだのだ。彼女の服の裾を引き、塀から降ろす風丸。
チームは解散したが、それぞれが連絡を取り合っているようでちっとも寂しくなさそうだ。綱海は沖縄に帰ってから子供たちに大人気だそうで「サーフィンする暇がねえよ」とどこか嬉しそうだったり。
木暮は漫遊寺中にレギュラーとして迎えられ、多少いたずらをするけれど、サッカーをするときは真面目にやり怪我をするような過度ないたずらはしなくなったそうだ。
佐久間や源田の回復も順調で、佐久間は松葉杖なしで歩けるようになったようだと鬼道が語っていた。
吹雪も白恋に帰ってから練習試合の申し込みが殺到しているようで、大変だと円堂とメールのやり取りをしているらしい。
「んじゃあなー！」
「また明日〜」
半田と別れて、風丸と帰途を共にするA。
「で、ぜかまるサン私に何の用です？」
「ぜかまるって……いや…」
風丸は時折Aに対しじっと視線を送っては、ため息を吐いて送っては吐いてを繰り返している。もちろんそのことに気づかないAではなかった。
「何か悩み事？」
「…俺さ、まだAに聞いていないことがあって…」
「？」
「影山の…ことで」
「あー」
まぁ何となく予想はしていた、と心の中で呟くA。
以前、父親のことを聞かれた時Aは風丸たちに「父は悲しい人」と語っていた。その意味が彼女の実父を知ってもまだ分からないままだった。
「その、悪かった…」
「え、謝るところある！？ 逆に私の方が父がご迷惑をかけして申し訳ありませんって平謝りなんだけど」
「そうじゃなくて！ 真帝国の時…俺色々言っただろ、知らなかったとはいえ人の父親そんな風に言うなんてって」
「いやいや、ああ言われて当然のことしてたんだから。ホントみんな無事なことが奇跡なくらいでしょ！」
Aの言葉に苦笑いをしながらも「まあ、な」と同意する風丸。
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活字不足卍(プロフ) - ここで衝撃の事実パート2。好きな声優さんは緑川光デス！好きなガンダムはブルーディスティニー1号機！ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - 本当にすいすい読めてしまいました。すごく面白いし、読みやすいです。これからもがんばってください！ (2022年2月9日 20時) (レス) @page23 id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 世界編とかでもっとかっこ良くなってくるので、お願します。 (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 凄く面白かったです。世界編楽しみにしてます。もう一度誰落ちアンケートしてほしいです。みんな (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 見てます！今でも更新される度見てました！とりあえずエイリア編完結おめでとうございます！更新が私の生きる糧なので続きもどうぞよろしくお願いします。 (2022年2月8日 16時) (レス) @page22 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年2月4日 22時
