第062話・ジェミニストーム戦 その5 ページ16
「よっしゃぁぁあ！」
「やったー！」
「ついにエイリア学園からゴールを奪ったぜ！」
得点したことでフィールド上にいた吹雪とA以外の全員が染岡の元へ駆け寄った。
「よーしっ！ やったぞ、染岡！」
「どうだ！ 決めてやったぜ！」
ベンチにいた目金が染岡の新必殺技に『ワイバーンクラッシュ』と名付けた。
「ヘッ、まだ勝ったわけじゃねェだろ。決勝点は俺が決めてやる！」
ニヤリと笑う吹雪。
「我々が失点？ こんな…ことが…！」
ジェミニストームからのボールで試合は再開される。
レーゼはゴール地点にいる円堂を睨んだ。
「我々エイリア学園がただの人間に敗れるなどあり得ない！ あってはならないのだ！！」
レーゼが戦力で加速し、ボールを持っていた風丸から奪いディアムを呼んだ。ディアムもまた加速をしゴールへ迫る。
「ディフェンス！ 来るぞ！」
塔子と壁山…そして円堂の準備は万端だ。
「�爛罐縫弌璽好屮薀好鉢瓠�」
レーゼの放つアストロブレイクよりも強力なシュートが雷門のゴールを目掛けて放たれた。塔子のザ・タワー壁山のザ・ウォールを打ち破り、円堂がマジン・ザ・ハンドを発動させる。
(止めてやる――！ 怪我をした仲間たちの痛み！ 学校を壊された人たちの悲しみ！ そして、サッカーを破壊の道具にされた怒り！ 今ここで…終わらせる！！)
円堂が様々な人の想いを背負いジェミニストームの渾身のシュートを止めた。
「なに？！」
「行くぞ！ 反撃だ！！」
ボールは染岡に渡る。
「止めろ！ シュートを撃たせるな！」
染岡の前にカロン、コラルが立ち塞がる。
「吹雪！ 行けえ！ 吹雪！！」
「染岡？！」
咄嗟に染岡が吹雪へパスをして、吹雪は驚きつつもエターナルブリザードを放ちゴルレオに必殺技を使われる前にシュートを決めた。
ガッツポーズをしている染岡に吹雪が「ナイスアシスト」と声をかけた。そして―――試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
「！ やっ…た？ ――――やったぞぉぉおお！！！」
ジェミニストームに勝ったことで全員が大喜びをした。サッカーによる破壊もなくなる。地球が救われた、と。
試合を見ていた瞳子の肩にも力抜けた。中継を見ていた響木、理事長、総理も緊迫感のない表情になりホッと一安心をしたのだった。
第063話・Third time lucky.→←第061話・ジェミニストーム戦 その4
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活字不足卍(プロフ) - ｱﾘｶﾞﾄｰｱﾘｶﾞﾄｰ 今日もコーラが美味い！ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 54話はた○く細胞のことですよね？それにしても本当にこの小説好き!! (2021年1月25日 20時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 作者さん、ボロくそ分かるぞそれv2さすがにそこまでは、いかないけども確かにさっくん(佐久間)も好きじゃ。でもね我の最推しは、神様仏様 "照美様" です！！(語彙力なくてすみません) (2019年8月8日 10時) (レス) id: baae3e32b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年7月31日 0時
