第215話・虎ノ屋スペシャル ページ36
翌日の練習では虎丸が全員に謝罪し、虎丸が八つ当たりをしたことを責める人間はおらず、
いつも通りの練習が始まった。
そして時間は過ぎ秋がお昼の時間を知らせてくれた。
「今日も外で昼飯か!」
「腹減ったっす!」
「今日の昼飯なんだ?」
するとマネージャーたち、ニコニコした表情で「とっておき」のお弁当があるのだと伝えてくれた。
「やっほー!」とマネージャーたちの後ろから現れたのは
「の、乃々美姉ちゃん!?」
「乃々美さんがなんでライオコット島に?」
「日本にいる皆から頼まれたの!
頑張っているみんなにとっておきのお弁当を差し入れしてあげてって!
はい! 乃々美特製イナズマ弁当、虎ノ屋スペシャルよ!」
乃々美が作ったお弁当に一気に群がるメンバーたち。
「人数分あるのにどうして、群れるのか」
「まぁまぁ、どうぞAさん!」
「ありがと、春奈」
春奈から手渡しされたお弁当。
とても美味しそうである。
「あれ? 虎ノ屋スペシャルってことは…」
「そっ!このお弁当のレシピを考えたのは、虎丸くんのお母さんなの!」
「母さんが…」
「さあみんな、食べて食べて!」
「「いっただきっまーす!!」」
「美味しい!」
「ああ! こいつは最高だぜ!」
「う、美味い…! バランスの取れた味付け! 出汁の利いた卵焼き! 肉の臭みがないヒレカツ、柔らかい! このひじきの煮つけは…もしや、寝かせてる?」
カッと目が見開き食レポを始めるAを横目に、乃々美が虎丸の頭を撫で、エールを送る。
「よし! 飯食ったら、午後も練習だ!
みんなイタリア戦に向けて、気合い入れて行こうぜ!」
「「おぉーー!!」」
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活字不足卍(プロフ) - ごめんちゃい………でも頑張って10月中に出すよ! (2022年10月21日 23時) (レス) id: 251c6e8c34 (このIDを非表示/違反報告)
活字不足卍(プロフ) - 極端に言うとほぼ今日から書き始めました (2022年10月21日 23時) (レス) id: 251c6e8c34 (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 更新楽しみにしてます。 (2022年10月9日 21時) (レス) id: 883542d863 (このIDを非表示/違反報告)
フラッペ(プロフ) - お仕事大変なのに更新ありがとうございます。生きる糧なので続きを期待して待ってます! (2022年10月8日 18時) (レス) @page37 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください。 (2022年10月8日 14時) (レス) @page37 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:活字不足卍 | 作成日時:2022年9月22日 21時