転生者は、挑戦する Lv.5【イナズマイレブン】

第202話・VSユニコーン6　※ ページ23

「不動くん！」
「わーってるよ！」

鬼道からボールを奪った土門を、ヒロトと不動がブロックしに行くがジ・イカロスによって2人を追い越した。
そしてボールは一之瀬へ渡り、クリスティンから再び一之瀬へ。

「？」
「カズヤ、決めて！！」
「行け、カズヤ！」
「決めるんだ、カズヤ！！」

仲間たちに背を押された一之瀬がペガサスショットを放つ。
円堂がイジゲン・ザ・ハンドで対抗し、ゴールポストに当たったボールは
円堂に向かって弾かれ、何とかゴールを防いだ。

「…ひやひやした……」
「ああ…」

激しい攻防の中、ユニコーンは一之瀬と控え選手を交代に踏み入った。
一之瀬は監督と揉めている様子だったが、渋々と言った様子で仲間に試合を任せフィールドを後にした。

だが一之瀬が抜けたからとユニコーンの勢いが衰えるわけもなく、試合は進んでいく。

「Aちゃん！」
「最後のチャンスだ！ 決めろ！」


吹雪たちから託されたボールを受け取ったA。

「メギド…フレイム！！」

GKビリーが必殺技を発動する前にAのメギドフレイムはゴールに突き刺さった。
イナズマジャパンが逆転するのと同時に試合終了のホイッスルが鳴り響いた。


「やったぁあ！！」
「よし！」

円堂たちが跳ねるように大喜びをする。
円堂と一之瀬が言葉を交わし、握手をすると会場から拍手するが送られる。


その後、円堂と秋から一之瀬にとって今回の試合がどんな意味が含まれていたのかが説明された。
むしろそんな身体でよくもあそこまで動けるな、と感心と賛美声が溢れる結果になった。

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