第200話・VSユニコーン4 ※ ページ21
「ローリングサンダーか」
「さすがはフィールド魔術師と呼ばれるだけあるな、一之瀬は」
「…でも弱点がないわけじゃない」
「なに?」
「パーフェクトゾーンプレスや無敵の槍がそうであったように、
ローリングサンダーもまたすべてをカバーできる必殺タクティクスじゃない」
試合が再開されボールを奪われたイナズマジャパンは再びローリングサンダーの猛攻を受ける。
綱海が転倒しながらもボールをクリアする。
そしてイナズマジャパンは選手交代をする。
綱海、壁山のDFを木暮、土方に代え、風丸を下げ不動を入れる。
「A、監督からの指示だ」
「へいへい。私でしょ、私だよ、私しかいないよね〜。
だってフェンリルを止められる鎖を持っているのは、私だもの」
「? どういうことだ?」
「厨二病じゃない人は黙っていてください」
「いきなり辛辣!?」
目からハイライトが突然消えたAに円堂はショックを受けた。
「本人が分かっているんなら言うことはねぇよ、あっち行ってろ」
司令塔組やAが集まれば相手を警戒させることになるため不動は彼女を追い返した。
不動の嫌味もほどほどに、彼からの指示が出てる。鬼道も聞き流せるくらいに彼を信頼しているようだ。
ユニコーンのスローイングから試合が再開される。
再びローリングサンダーの体勢に入る一之瀬たち。
ボールを持ったミケーレに土方と木暮が突っ込み両サイドがガラ空きの状態になる。
ミケーレはマークたちにボールをパスし、彼らはグランフェンリルの放とうとした━━━━━━
「グレイプニル!!」
咆哮を上げるフェンリルの前足、後ろ足を頑丈な鎖で縛り上げ引き倒した。
「なにぃ!?」
「そんなっ!?」
グランフェンリル止められたマーク、ディランが目を見開き、
Aをマークしていたクリスティンが驚愕の声を上げる。
ボールばかりを追いかけていたクリスティンはマークしているはずの選手を気にすることを忘れていた。
それは彼女の癖であり、Aは音もなく後ろからゆっくりとマークをハズレゴール前に飛び込んだのだ。
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活字不足卍(プロフ) - ごめんちゃい………でも頑張って10月中に出すよ! (2022年10月21日 23時) (レス) id: 251c6e8c34 (このIDを非表示/違反報告)
活字不足卍(プロフ) - 極端に言うとほぼ今日から書き始めました (2022年10月21日 23時) (レス) id: 251c6e8c34 (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 更新楽しみにしてます。 (2022年10月9日 21時) (レス) id: 883542d863 (このIDを非表示/違反報告)
フラッペ(プロフ) - お仕事大変なのに更新ありがとうございます。生きる糧なので続きを期待して待ってます! (2022年10月8日 18時) (レス) @page37 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください。 (2022年10月8日 14時) (レス) @page37 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:活字不足卍 | 作成日時:2022年9月22日 21時