転生者は、挑戦する Lv.5【イナズマイレブン】

第197話・VSユニコーン1　※ ページ18

開始早々に一之瀬がペガサスショットで先取点を上げ、
負けじとイナズマジャパンも攻撃をするが一之瀬の巧みなボール裁きと、
マーク、ディランそしてクリスティンを中心とした攻撃陣と土門を中心とするDF陣がなかなか崩せないでいた。

一之瀬が積極的に攻め続け、それに答えるようにユニコーンメンバーも苛烈になっていく。

「一之瀬、ペース配分考えてんのかな？」
「動きは苛烈、鬼気迫るほどの勢いだが、後半戦への余力も残してんだろうな」
「だよね。そこまでバカじゃないはずだし…」

不動と共にユニコーンを分析する。
ペース配分を考えていないんじゃないかってほどの一之瀬の動き回りよう。

━━━━━━私だったら一之瀬の弱点を絶対に突く。

「にしてもクリスもよく動くね」

MFとして一之瀬やディランをよくサポートしている。
エミリアのように目立った功績はなくても、彼女の特別選手枠だ。


尚もユニコーンの攻撃は続く。一之瀬を中心として。
再び一之瀬がペガサスショットを放つが、円堂がイジゲン・ザ・ハンドで何とか止めることに成功する。

前半戦も残りわずかになる中、ヒロトがインターセプト。
虎丸がユニコーンのDFを崩すが、一之瀬がDFまで戻りチャージをし虎丸を止めた。

吹雪がDFからオーバラップしていき、風丸と連携必殺技を繰り出し1点を返すことに成功した。
そして前半終了した。

｢みんな、いいぞ！ 後半もこの調子で行こう！｣
「やっぱり、一之瀬すごいな…｣
「ああ。確かにあの気迫、今までに感じたことがない｣
「一之瀬の気迫が、ユニコーンのチーム全体を後押しし始めている｣

壁山が止められる自信がないと、零すと
一之瀬への対策に頭を悩ませることになるイナズマジャパン。
すると円堂は「大丈夫！」と言う。

｢気迫には、気迫でぶつかるんだ。それが戦うってことだ！｣
「｢おう！！｣」


「後半戦、染岡を下げて九重を入れる」

久遠からの指示が出る。

「はい！」
「任せたぜ！」
「ベンチ、温めといたよ」
「お、おぉ……」

Aの分かりにくい返しに対し染岡は、頬をかいた。

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