第182話・VSジ・エンパイア8 ※ ページ2
「なんつぅ気迫…！(喧嘩相手でもここまでの奴いなかった！)」
血気迫る、とはまさにこのことかと思うほどに彼女の苛烈なまでの気迫は飛鷹すら萎縮させた。
「次は止めさせない、立向居勇気！！」
「来る…！」
「うぉぉおおッ！ アイシクル…バレットォォ！！！！」
「魔王……ザ・ハンドォォ！！！！」
エミリアの第二の必殺技が炸裂し、立向居の魔王・ザ・ハンドと激突する。
互角かに思われたが、シュートは立向居がガッチリと止めることに成功した。
「すげぇぜ立向居！」とこれまでずっと面倒を見て来た綱海が褒める。
「こっちだ！」
「飛鷹さん！」
「……そんな…わけ…━━━━━━！！」
飛鷹から虎丸、ヒロトへつながるボール。
シュートを止められ一瞬止まっていたエミリアが振り返りボールを奪いに行く。
「……へぇ、なるほど」
そんなエミリアの様子にAがほくそ笑んだ。
再びアンデスのありじごくが発動される。囲まれたのはヒロト。だがそこへボールを奪いに来るエミリアの姿があった。
「エミリア！」
「誰か止めろ！」
「どうなっているんだ？」
「ジ・エンパイアの連携が取れていないですねぇ」
「エミリアさんが1人で突っ走っているみたいね…」
ベンチで見ていた風丸たちにもエミリアが冷静さを欠いているのは手に取るように分かった。
彼女はどうやら立向居とPKのつもりで試合に臨んでいるようだ。
自分がゴールを決めるまで、彼女は止まることはないだろう。
「飛鷹は左だ！」
「はい！」
Aから指示が出て左にいるレオーネをマークする飛鷹。
エミリアの正面はがら空きになる。
「Aのやつまさか！！」
「アイシクルバレット！！ いっけぇえええ！！！！」
シュートを放つエミリア。
それに対抗するは立向居の魔王・ザ・ハンド。
先ほども討ち合ったように、エミリアのシュートは立向居を一歩たりとも押し退けることは出来ず、止められた。
(手ごたえを感じる。俺の魔王・ザ・ハンド…！ 本当に完成したんだ！)
エミリアのシュートを受け止め切れた立向居に笑みがこぼれる。
第183話・VSジ・エンパイア9 ※→←第181話・VSジ・エンパイア7 ※
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活字不足卍(プロフ) - ごめんちゃい………でも頑張って10月中に出すよ！ (2022年10月21日 23時) (
レス) id: 251c6e8c34 (このIDを非表示/違反報告)
活字不足卍(プロフ) - 極端に言うとほぼ今日から書き始めました (2022年10月21日 23時) (レス) id: 251c6e8c34 (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 更新楽しみにしてます。 (2022年10月9日 21時) (レス) id: 883542d863 (このIDを非表示/違反報告)
フラッペ(プロフ) - お仕事大変なのに更新ありがとうございます。生きる糧なので続きを期待して待ってます！ (2022年10月8日 18時) (レス) @page37 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください。 (2022年10月8日 14時) (レス) @page37 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年9月22日 21時
