第094話・イタリアの白い流星 ページ6
「ごめん！ ボールを━━━━」
と円堂が謝罪を述べようとするとまさに流星のごとく加速していくフィディオは、建物と建物の間に入り軽やかなステップと柔軟な身のこなしで荷物置き場になっている路地を駆けて行った。
それを見ていた円堂は「こんなとこ、なんにもぶつからずに…しかも、あのスピードで…」と唖然としていた。
「円堂！」
「あ、おう！」
と円堂と共に後ろから軽トラを追いかけるAたち。
坂に入り、駆け足だと息が切れるところに差し掛かった。それと同時フィディオが軽トラの前に出て軽トラは急停車した。
荷台にボールが入っていることなど知らない大介は、フィディオにボールが荷台に乗ってしまったことを説明されても少々要領を得ない様子だった。
荷台からポーンっとボールが弾かれて出て来たのを円堂が回収する。
「危ない！」
「え？」
円堂が前を向くと巨大なタイヤが円堂目掛けて突進してきたのだ。
軽トラが急停止したことでバランスが崩れ、坂であるでスピードが加速し円堂に迫る。
咄嗟にボールを空中へ投げた円堂は『ゴッドハンド』でタイヤを受け止める。
そこまでは物語通り、だったのだが━━━━━━━Aが気づくと円堂に駆け寄るフィディオの2人に小さなタイヤまでもが坂を加速し降りて来たのだ。
「！！」
「まずいっ…」
2人を守るために、Aは円堂が空中に投げたボールからシュート体制に入る。
「クレイヴ ソリッシュ！！」
光を纏ったボールが剣のようにタイヤに突き刺さり押し倒した。
「2人とも無事？」
「ああ！ すっげぇなA！」
「A…もしかして、九重A？」
「え、知ってるの、私のこと…」
「勿論！ イギリスの影の異端児だろう？」
ぐあああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！
イタリアの白い流星からの純粋な眼差しと悪意のない心が
私のSAN値を削ってくるぅぅぅぅぅぅう！！！！！！！！！！！
と叫びたかったがAは声を押し殺し、ぐっと我慢した。
くっそくっそぉ……厨二病め、厨二病めぇ……ｸﾞｽﾝｯ…
Aが精神世界で1人悶絶していることも知らず円堂とフィディオは仲良くなっていた。
第095話・お前自身のサッカー→←第093話・円堂とタイヤと
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フラッペ(プロフ) - 毎回、本日の一言を楽しみにしている私がいる( ＾＾ )やっぱりFGO好きだと言いたくなりますよね笑そういえばイギリス代表メンバーで誰かがガラティーンって言ってた覚えがあるのだが…はて？ (2022年9月7日 20時) (
レス) @page39 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
フラッペ(プロフ) - ？？？｢草。草ですよ。エドガー…｣ 更新ありがとうございます。この作品は私の生きる糧の１つです。続きを楽しみに待ってます！ (2022年9月4日 22時) (レス) @page26 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
いな九尾(プロフ) - コメント失礼します。いつも更新楽しみにしてます！FGOなどいろんな要素があって笑いながら見てます！続き、とても楽しみにしてます！天界の使徒に一票入れます。更新頑張ってください！ (2022年8月28日 18時) (レス) id: 6eca7d051a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年8月28日 14時
