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第040話・白恋中 ページ43

「白恋中の吹雪か! 一体どんな奴なんだろうな!」

 少年と別れてからしばらく。円堂は白恋中が近くなったのが分かるのか、嬉しさが込み上げているようだ。ふと円堂は染岡に視線を移すと彼は腕を組み外を見ていた。―――正確には外ではなく、隣の席にいるはずの豪炎寺の面影を見ていた。

 豪炎寺が外されてから雷門イレブンの雰囲気は変わった。
 円堂、鬼道、は瞳子を実力ある指導者であることを認めている。Aもまた瞳子の考えを察し行動している。一之瀬と土門も監督としての立場を弁えている。だが、瞳子に対し不満を持つ者もいる。―――特に染岡は。
 秋は不安だった。この陰湿な雰囲気は、吹雪士郎が加わることになっても変わらない可能性があるのではないかと。

「見えて来たよ、あれが白恋中だ!」
「あれか!」

 イナズマキャラバンは白恋中に到着し、サッカー部を訪ねた。白恋中サッカー部の人たちは雷門イレブンを歓迎してくれた。

「わあ! 本物の雷門中だ!」
「あの日本一のチームがここにいる! サイン頂戴!」
「あ、噂の目金くんだ! 握手! 握手!」
「…うわ…べとべと……」

「ようこそ白恋中へ、円堂くん」

 空野が円堂と握手を交わし、円堂は自分たちのことを知っていてくれることに大喜びしている。

「すっげーみんな俺たちのこと知ってる!」
「そりゃあもう」
「フットボールフロンティアで優勝した実感がようやく湧いてきたッス」

 だが本題はこうではない。瞳子が吹雪の所在を聞くと、スキーをやっているや、スケート、ボブスレーをしていると白恋の子たちは言った。

「スキーにスケートにボブスレー…それにクマ殺し?」
「スポーツ万能って感じだね。これで顔が良かったらさぞモテるだろうに」
「吹雪くん学校でも一番モテるよ」
「どうしよう、運動神経抜群でイケメンでクマをも殺せる頼りがいのある人物…完璧すぎる」
「才色兼備がよくいう…」
「まったくだな」

 Aが萌えを感じていると風丸と鬼道がツッコミを入れる。すると白恋の扉が開く音がして荒谷が「きっと吹雪くんだ!」と呼びに行った。

第041話・吹雪士郎→←第039話・クマの肉



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作品ジャンル:アニメ
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活字不足卍(プロフ) - 実は何度か主人公のデフォルトネームを変えようとしたことがある (2022年6月9日 1時) (レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
SERARU(プロフ) - コメントさせて貰います♪最初から読んでいて、凄く面白いです!いつも楽しみにしています!私も真・帝国学園が楽しみなんですよね♪待ち遠しいですwww (2019年7月29日 5時) (レス) id: 3e7ed852f8 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - また、すみません!第033話はないのですか? 前のコメの返事ありがとうございます! (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - こんにちは!第032話にある「隣では塔子が付かれたのだろう」の付かれたのだろうは、疲れたのだろうではないでしょうか? (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - コメント失礼します。35話の高根じゃなくて高嶺ではありませんか? (2019年7月27日 18時) (レス) id: 6d7ff987c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:活字不足卍 | 作成日時:2019年7月24日 15時

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