第017話・SPフィクサーズ ページ18
「宇宙人じゃないったら! 宇宙人じゃない!」
「いーや! 宇宙人だ!」
「宇宙人じゃない!!」
「宇宙人だ!」
「違う!」
まるで幼い子供のように言い合う2人はお互いに睨み合う。すると少女は、照明しろと言い出した。円堂は内容を聞かされないまま「望むところだ!」と返事をしてしまった。
「アホだ」
そして何故か公園内にあるサッカーグラウンドに連れて来られた。
「なんで、サッカーなの? 何この世界の警察学校にはサッカーが必須科目にでもあるの? 怖い…」
「でも、やって損はないわ。大人相手に彼らがどこまで戦えるのか、見てみたいの」
瞳子にとっては就任して初の試合。初戦がエイリア学園じゃないのは幸先がいいだろう。
「向こうが大人だからって怯むな! ピッチに立ったら同じサッカー選手だ!」
「ああ! どんどんゴールを決めてやる!」
「でも、相手が相手だけに体力的差がある。ペース配分に注意しないと」
「しかもこっちは1人足りないしな…」
「ちょっと〜私のこと忘れてるんじゃないの?」
「あ、ああ…そうだったそうだった! 今回はAがいるんだったな!」
土門としては練習を一緒にやっていてもAとは初めて一緒にやる試合になる。彼女がいないのが当たり前だったのも不思議はない。
「一体どんなプレーをするチームなんだ…?」
PCを使って彼らを調べていた春奈によると、チーム名は「SPフィクサーズ」と言うらしく大のサッカーファンである財前総理のボディーガードでもあるサッカーチームだそうだ。
「サッカーで体を鍛えてるってわけか」
「いや、可笑しいだろ。警視庁もそんなことしている暇あるの…?」
「警視庁?」
「SPっていうのはセキュリティポリスであることは知ってるでしょ? 警視庁警備部警護課の要人警護任務に専従する警察官だよ。だから…普通はサッカーしないと思うんだけど…。所詮この世は超次元かぁ…」
あり得ないことが、当たり前のようにある。想定外のことが起きるのは、想定内であり知っていることだが真面目に考えると混乱するAであった。
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活字不足卍(プロフ) - 実は何度か主人公のデフォルトネームを変えようとしたことがある (2022年6月9日 1時) (レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
SERARU(プロフ) - コメントさせて貰います♪最初から読んでいて、凄く面白いです!いつも楽しみにしています!私も真・帝国学園が楽しみなんですよね♪待ち遠しいですwww (2019年7月29日 5時) (レス) id: 3e7ed852f8 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - また、すみません!第033話はないのですか? 前のコメの返事ありがとうございます! (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - こんにちは!第032話にある「隣では塔子が付かれたのだろう」の付かれたのだろうは、疲れたのだろうではないでしょうか? (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - コメント失礼します。35話の高根じゃなくて高嶺ではありませんか? (2019年7月27日 18時) (レス) id: 6d7ff987c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:活字不足卍 | 作成日時:2019年7月24日 15時