第200話・合宿やろうぜ! ページ12
「確かに、一度マジン・ザ・ハンドのことを忘れてみるのもいいかもしれないな」
鬼道が言う言葉に円堂は「え、」と声を発する。
「俺も賛成だな! アメリカでも言うしさ! ゴキブリを取るとき以外は急ぐなって」
「ゴキブリ? それってノミを取るとき以外は急ぐなじゃなかった?」
「ま、あ…そうともいうよね!」
「帰国子女、撃沈」
「うぅ…」
「それじゃあ、合宿ということで決まりね」
「みんな用意をして5時に集合だ」
一年生が元気のいい返事をする。円堂は納得のいっていない顔をしている。
「合宿…だとっ?!」
「そんな顔の堀深くしても、画面越しの皆様には「ご想像にお任せします」としか言えないからね」
Aが祖父に合宿の報告をすると、画風が変わる勢いで顔の堀を深くし驚いた。まったく器用な人物だ。(※どんなに器用な人物でもそんなことは出来ません)
「何故また突然?」
「決勝が明後日なのもあって、合宿という名の息抜きだよ」
「そういえば木戸川戦では、円堂くんだったかしら? ギリギリで止めていたわね」
祖母が心配している様子だ。
「夕方ごろに世宇子のキャプテンが来てね。シュート一発喰らって…」
「自分を追い詰めちゃったの?」
「不安なんだと思う」
円堂はおそらく気付いていない。だが、彼は不安なのだろう。アフロディのシュートを止められるのか。そんな彼は今、仲間も見えていない。それを見抜いている響木はこうして息抜きのための合宿を組んだのだろう。
「じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃい」
祖父母に見送られAは、雷門へ向かった。
雷門中へ着くと、すでに着いていた一年生たちが枕投げをしていた。
「Aさん、女子はこっちよ」
「ありがとう」
秋がAの到着に気付き女子の布団へと案内した。
「よかったね、女子だけ校舎なんて言われなくって」
「そ、それは…まあ」
秋は怖い話など苦手で、Aが見たアニメで怖い話があると耳を塞ぐ。(A曰く「私は怖いアニメよりも、ぐろアニメのようが得意」)
その後、最後に円堂も到着し合宿がスタートしたのだった。
141人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
活字不足卍(プロフ) - ワタシコトシ24サイ(嘘) (2022年6月9日 1時) (レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - おー!!楽しみにしているぞい!!そして下ネタ突っ込んで来るな〜 (2019年7月25日 18時) (レス) id: baae3e32b1 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 作者さん、ボロくそ分かるぞそれ。確かに照美様は顔は美しいのに無印でゴッドノウズ撃つ時とても男らしいよな!!そして毎回私も叫んでいる!!←そしてそれについて姉さんや先輩と語りあっている← (2019年7月24日 8時) (レス) id: baae3e32b1 (このIDを非表示/違反報告)
歌音 - とても面白いです。続き楽しみにしています! (2019年7月21日 15時) (レス) id: 60755d8909 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - はじめまして!毎日楽しく読ませてもらってます。私こういう小説大好きでしてこれからも更新頑張って下さい!(*´ω`*) (2019年7月20日 9時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:活字不足卍 | 作成日時:2019年7月19日 1時