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第010話・恋は熱病のようなもの 風丸side ページ12
いつからだろう？
いつから、だろうか……
彼女にこんな想いを抱くようになったのは━━━━━━
『恋は熱病のようなものである。それは意思とは関係なく生まれ、そして滅びる』
とは作家であるスタンダールの言葉だったか。
Aに対してどう接していいか分かりにくくなって、
少し遠巻きにした時があった。
だがその言葉をたまたま見かけて自分の心にすとんと落ちた。
俺の意図しないところで…いつの間にかにAに恋心を抱いていたってことを。
━━━━━どこか人から一線を引いたような少女の、
時折見せる切なくも美しいその表情に、
何を思っているのか母性的な少女の微笑みに━━━━━━━━恋をした。
今は、彼氏になりたいとかそんな気持ちは毛頭ない。
現に彼女も俺のことは友達くらいにしか見ていないだろう。
━━━━━━今はこの距離でいいんだ。
いや、この距離感がいいんだ。
第011話・新しい春→←第009話・優勝を"宣言" 風丸side
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活字不足卍(プロフ) - 書いてる (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - この話好き！pixivでも書いてますか？ (2021年1月23日 8時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年3月31日 1時
