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プロローグ ページ1

炭治郎は困惑していた。



それは妹が目の前であまりに残酷な証明をさせられていることよりも、またそれを鬼殺隊最高階級の“柱”の方々の前で成し遂げられたこの状況よりも、衝撃的なものであった。



(何か居る!!)



そう、“何か”が居るのだ。あの屋敷の隅に、愛しき妹の真後ろに。




先程まで全くもって気がつかなかったが、白い布に身を包んだ“何か”は、ずっと屋敷の隅に蹲っている。



あれは人、なのだろうか。



確かに人間特有の匂いがしているが、先程から一向に動く気配がない。というか、この場のだれもがこの“何か”に触れる気配がない。



(もしかして幽霊!?)



いや、そんなはずは無い。先程から生き物特有の匂いを出しているのだから確かに人間のはずだ。幽霊の匂いの有無は、会ったことがないから分からないけれど。





禰豆子が人を食わない証明が出来たということで一応は落ち着いた会議。



そんな中、柱と呼ばれる人達から“お館様”と呼ばれている男性はすっとその白い“何か”が居る方向に体を向けた。



「霊柱 幽門A



君はこの件、どう考えているのかな」



霊柱 と呼ばれた白い“何か”は暫くモゾモゾと動いていたが急に動きを止めると、ヒョコっと顔だけを布から出してお館様と呼ばれる男性に向けた。


(あ、人だ)



真っ白な肩までの髪と青く透き通った瞳が特徴的な白い“何か”改め霊柱 幽門Aは、その綺麗な瞳をウロウロとさ迷わせたあとお館様を見つめ――


「ぁ、あの…私はお館様に従うだけなので……



お館様が認めるというのなら、それに従います……」



それだけ言うと、また直ぐに布に包まった。




あの人も柱だったのか。気づかなかった。



いや、それよりも――





(声、ちっさ!!)















これは、気配幽霊級の柱とその仲間たちの



愉快な愉快な物語?である。

鬼殺隊入隊記録《大正期》→



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あぶらげ(プロフ) - 黒豆粉さん» ありがとうございます!更新も遅れてしまいすみません (2019年11月30日 11時) (レス) id: 206dd23a10 (このIDを非表示/違反報告)
あぶらげ(プロフ) - りっつーさん» ありがとうございます! (2019年11月30日 11時) (レス) id: 206dd23a10 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - ナニコレ…好きッッッッッ!!!!、!!!!続きが気になる!!!!!更新頑張ってください!!!!応援しています! (2019年11月24日 18時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
りっつー - ヤバい、好きっす (2019年11月11日 16時) (レス) id: 8fa946d002 (このIDを非表示/違反報告)
あぶらげα(プロフ) - あかさたなさん» ありがとうございます!嬉しいです!! (2019年10月22日 0時) (レス) id: 768a447251 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あぶらげα | 作成日時:2019年9月22日 14時

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