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『え？』
「だから何が欲しいの？」
『えっと、あの........』
「飲み物何飲みたいの？浮所くん」
『何で俺の名前.........』
「スリッパ。お金貸してあげるから何がいいの？」
そう言って俺を見る先輩。
あ、そっかスリッパに思いっきり浮所って書かれてるじゃねえか。
綺麗な先輩だな。
こんな初めて会った俺に金を貸してくれるなんて心が優しい完璧な先輩。
『ドトールがいいです』
「ドトールね」
そう言って先輩はドトールのボタンを押す。
「はい。浮所くん」
『ありがとうございます。あの、先輩クラスと名前教えて貰っていいですか？』
「2年2組の佐竹A。よろしくね。浮所くんの下の名前とクラス教えて貰っていいかな？」
『1年3組の浮所飛貴です。よろしくお願いします』
「浮所くんね！よし、覚えた！今度返しに来るように！」
『あっはい！返しに行きます！必ず！あの、ありがとうございました！』
「いいえ。じゃあね、浮所くん」
『はい、佐竹先輩』
俺はドトールを持って教室に戻った。
これが、僕と先輩の出会いだった
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作者名：きい
| 作成日時：2018年5月13日 18時
