泡沫 ２

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ジンside


「ごめん、もういける。……みんなありがとね」

顔を上げ、前を向いた紫耀はなんだか何か重荷が取れたような、すっきりした表情をしていた。

メイクで分かりくいけど体調は万全ではないはず…
俺は紫耀とのユニット曲もあるし、できるだけ負担にならないように俺が盛り上げていこう。
破廉恥侍、頑張ります。


紫耀の苦しむ顔は見たくない。


「スタッフさんもご迷惑おかけしてすみませんでした、今日もよろしくお願いします。」

律儀に深々とお辞儀をする紫耀。
どんだけ体調悪くても、こういう礼儀正しいとこ尊敬するよね。

「気分悪なったら絶対すぐ言うねんで？ MC中も抜けて大丈夫やからな？」
「ん」

廉がしつこいくらいに確認してる。

親友の俺としては悔しいけど、やっぱり紫耀の体調不良とかに敏感なのは廉なんだよね。
やっぱり長年ずっと一緒にいるって、大きいよな。

なんかの雑誌で言ってたけど、もう10年近くになるんじゃない？、あの2人。



「開演、1分前でーす！！」

そうこうしてる間に会場内でチクタクと時計が刻む音が聞こえてくる。


さぁ、いよいよだ！



今日もティアラの皆と楽しむぞ！！！
紫耀、岸くん、廉、海人、がんばろう！



ーーーー



リクエスト、ありがとうございました。
ご期待に添うことができたか不安ですが、、、お楽しみいただけると幸いです！


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