この少女、アホ。【呪術廻戦】【狗巻棘】 (ページ44)

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この男、頑張ってないページ44

「A～術式使ったんだって～？」

「げっ。悟さん。」

うわぁ

一番今、見つかっちゃヤバい人に見つかっちゃった・・・

「ほら、まだAは術式を使いこなせてないんだからそんな事しちゃダメでしょ？」

むぅ

「だって！！相手がまともに攻撃利かなかったんだもん！！術式使う以外に方法とか思いつかなかったし・・・・・」

なんとか言い訳する。

「今回は運よく制御できたけど、今度は分からないんだよ？使わないでね。」

はぁい

「悟さん。私って呪術反転とか出来そうですかね～？」

「何？急に。ん～。Aなら案外出来ちゃうんじゃない？まぁ、それより術式使いこなす方が優先だけど」

ニヤニヤしながら答えてくれる悟さん

「そうですかぁ」

「Aはさ。前に僕が言った事覚えてる？僕が目指してる呪術界」

あ～

「勿論ですよ。私はその話を聞いて悟さんを信用して、付いて来たんですから」

「アハハ。そうだよね」

ケタケタと笑う悟さん

「じゃあさ、初めて僕とあった日は？覚えてる？」

勿論ですよ。

走馬灯に真っ先に出てきましたし

「勿論ですよ。今と変わらず胡散臭かったですもんね」

「はぁ！？喧嘩売ってる？A」

ちょっと頬を膨らませる悟さん。

大の大人がそんな事してもなぁ・・・

「嘘ですよ。凄く嬉しかったです。光をやっと浴びた気がしました。あの頃は私、軽く軟禁状態でしたしね」

「あはは。確かに」

また、ケタケタと笑う悟さん

「それに、私が術式使った後そんままぶっ倒れたままじゃなくて立ち上がる事が出来たのは悟さんのおかげなんですよ。ま、そのせいで限界突破して三日寝たままでしたけど」

「ハハッ。僕のお陰ねぇ。ま、これからもそんな風に言ってもらえるように頑張りたいな」

アハハ、冗談を。悟さんは頑張ってないでしょう、大して。なんて茶化し、またもや頬を膨らませ激おこぷんぷんまるだよ、悟君は！なんて言ってる悟さんを横目に思う。

私が、ちゃんと術式を使える日。

誰も傷付いてませんように。

ま、結構無理なお願いだけど。

「ここに居ましたか。Aさん」