この少女、アホ。其の弐【呪術廻戦】【狗巻棘】

この少女、鬼ごっこ ページ20

「って言うわけで前日に鬼ごっこやろってなったわけだし。やろうぜ？」

急だねぇ、パンダ君は。



「はぁ・・・仕方ねーな。やるか、」

真希ちゃん実は乗り気だよね？


「しゃけ！明太子。」


棘まで・・・



「仕方ない！やるかぁ！！」

「鬼ごっこだって！？」


誰かが戸を開ける。


「あ、バカ。」

うん。真希ちゃん。
悟さんを馬鹿よびで固定するの辞めてあげて？？？


「悟。訓練もかねて鬼ごっこするかって話してたんだ。」

パンダ君が説明する

「良いね！一年生!!」

いきなり、手を叩く悟さん。

「真希さん！Aさん！」

「はぁ・・・」

「久し振りです！」


わぁ・・・


一年生勢揃いだ。


「一年生達もやる？」

「当たり前ですよ！」

「楽しみだな！伏黒。」

「ほどほどに手加減してください。」

「手加減だって？恵、つれないなぁ。こう言うのはー、本気でやるから楽しいんだよー。」

「明らかに差があるので。」


差かぁ・・・









早く、もっと強くなりたいな。

「ほら、A。悟が鬼だから。逃げるぞ。」

あ、もう始まってた。

走ってくパンダ君に追いついて問いかける。

「パンダ君。恥ずかしいんだけど、話聞いてなくて・・・何鬼？」

「だろうな。顔がうわの空で―すって語ってたぞ。」

「まぢですか」

「増え鬼だよ、３０分以内に捕まらなかった奴は悟からの駅前プリンの奢り」

駅前のプリン？！

「それ、行列に並ばないと買えないって・・・」

野薔薇ちゃんが欲しいって言ってたもんなぁ

「そうそ。残るしかないよな。あと、ルールは。術式、呪力は使用不可。勿論、自分の身体能力向上も所為はアリで。」

ほうほう。

「結構本格的な鬼ごっこだね・・・」

「ま、呪術師だし。こんなもんだろ。」

それで片付けていいのか？

「パンダとAじゃねぇか。」

「棘、真希ちゃん！」

「おー、悟は？」

「１年を捕まえに行った。」

「しゃけ。」

「弱い者いじめか。」

「悟さん・・・」

１年生ばっか・・・



「あ！２年ズ居た！！」

「げっ」

悟さん・・・！！

「わ、私は先逃げるね！！」

足に呪力を集中させて・・・


逃げるぞ！！

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