和三盆＿＿『勇次郎』 ページ10
もうこれはフラグが立つのでは……！！ちょっとシビアかな……？
水の流れ=髪です(読めばわかります)
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｢好き？僕のこと｣
唐突に、そう告げた
夏の夜のことだった
目先には目を見開き、暫くぱちぱちと可愛らしい瞬きを繰り返している愛しい奥さんがいた
勇次郎がそう告げたのは他でもない＿＿先日奥さんが見知らぬ男と逢瀬していたから
仕事帰りだった勇次郎はマネージャーの車の中で危うくシートからずり落ちかけた
止めて！と慌ててマネージャーに怒鳴りつけ、ガラスにへばりついたまま彼女たちを恐ろしい顔で睨みつけていたのだが
まるでいつかの相方のようだ、と後に彼は語る
彼女の笑顔がちらりと見え、花がしおれるように冷静を取り戻した勇次郎はそぼそぼと大人しく座り、小さく行って。と呟いた
その数時間後に＿＿これである
これでも奥さんを人並み以上に愛してる勇次郎は割と真剣であった
しかし奥さんから見れば年下の旦那さんである勇次郎のむうぅ、とした顔には可愛らしさしか見い出せず
朝露をその身に纏った朝顔のように、可憐に笑った
｢勿論愛してるわ。こんなに人を愛したの初めてかもしれない｣
｢〜〜！｣
普段自分はくすくす笑ってばかりのくせにこういう所で愛を囁き勇次郎を翻弄させるのだから勇次郎はたまったものではない
……まあしかし、そうばかりでもない
勇次郎は先程までお風呂上がりの如く赤らめていた顔からは打って変わって何かを企んだ顔になる
｢ゆ、勇次郎？｣
｢……A｣
｢あら、まあ……｣
これはやってしまったと奥さんは苦笑した
背中に伝わる絨毯の感覚
頭上に括りあげられている己の腕2本
言うまでもないかもしれないが勇次郎に押し倒されているのだ
勇次郎の夜はねちっこく、長い
しかもどうしてかなかなかに舌遣いがこなれており、ああ器用なのだなと初夜は実感していた
……その後のことは奥さんでさえ恥じらいを持ってしまうほどである
何が言いたいのかも言うととにかく夜の勇次郎は獣であるということだ
落とされる半ば乱暴なキス
今夜は眠れるかしら、とまだある余裕をかましている奥さんの様子がバレたのか
いつもは踏まれる手順をすっ飛ばしていた
｢んん…！？......、勇次郎…！｣
｢今日は痛くしてやる｣
｢ええ....や…あ…………｣
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메이 - 全部読みました.ᐟ とっても面白かったです.ᐟ これからも頑張ってくださいね𓂂𓏸 (2022年12月9日 15時) (
レス) @page49 id: 36c85dd659 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ(プロフ) - じゃすみんちゃさん» ひえ！全部！ありがとうございます嬉しいです(TT)更新頑張ります応援嬉しいです！！ (2022年1月23日 2時) (レス) id: babb449235 (このIDを非表示/違反報告)
じゃすみんちゃ(プロフ) - 123全て楽しく読ませていただきました！最高です！次の更新も楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年11月3日 16時) (レス) @page48 id: 97e0b8497b (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ(プロフ) - 翔花さん» 全部読んでくださったのですか！？ありがとうございます！！コメントも頂けて作者は幸せです！ (2021年8月12日 18時) (レス) id: babb449235 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ(プロフ) - 名前さん» 神......なんどありがたいお言葉……わたしよりもあなた様が神です……ありがたや… (2021年8月12日 17時) (レス) id: babb449235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーダ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年8月30日 2時
