今日もあなたに伝えます。6 (ページ32)

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208 紫耀side ページ32

平野先生「楽しんで…か。」

自由時間、本当は
Aと何処かに出かけるつもりだった。

けど…

平野先生「…俺のせいか笑」

そう思いながら
見回りに行く準備をしていると

ドアを叩く音が聞こえた。

ﾄﾝﾄﾝ

平野先生「…白石先生、」

白石「…ひつこく来てしまって、ごめんなさい」

ドアを開けると
白石先生が居た

白石先生は
俺のタイプじゃないけど
きっと岸先生のタイプなんだろうな

ひつこく来るのに
少し控えめで
男なら誰でも落ちるかもしれない。

平野先生「なんですか？」

白石「…一緒に見回りしませんか？」

平野先生「一緒にしたら時間かかるでしょ」

1人づつ
違う場所に見回り行った方が
俺の自由時間も早く取れる

それだけが理由じゃないんだけどね…

白石「…ダメですか？」

平野先生「あの、勘違いだったらすみません。…白石先生、俺に好意もってますよね？」

白石「え！…あの、」

平野先生「俺、彼女います。」

白石「…はい、朝聞きました。」

平野先生「自分の彼氏が好意があるって分かってる人と一緒に行動してたら嫌じゃないですか？」

多分、俺の勘でしかないけど
Aは嫌だったんだと思う。
自分は堂々とデートとか
一緒に行動できないのに…
白石先生ならいいんだ。って…

俺も永瀬にそう思っていたから。

白石「…でも、同じ職場ですし…そうゆうこともあるかと、」

平野先生「俺は嫌です。彼女がそうしてるのわかったら…すごく悲しくなります。」

白石「…彼女さんに言わなかったらバレないじゃないですか、」

バレなきゃいいって事じゃないんだよ、
俺の場合…言わなくてもバレる笑

平野先生「ごめんなさい。俺彼女しか見えてないんで。」

そう言い捨ててその場を去った。

白石先生をおいて、ある場所に向かった。

ちゃんと言わなきゃ、わかんないだよ。

そう伝えに…