今日もあなたに伝えます。6 (ページ30)

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206 紫耀side ページ30

平野先生「眠い…」

A「ﾌﾌ…目が死んでるよ」

海人「先生寝れなかったの？」

神「先生って何時間寝ても眠いでしょ」

神宮寺…
俺一生寝てる訳じゃないからな？

今日朝から起こされて
あのあと、寝れなかったんだよ…

あれ？そういえば…

平野先生「永瀬は？」

神「んーお腹すいてないからって部屋にいるよ」

海人「朝ごはんはしっかり食べないと余計病んじゃうよ」

私聞こえてませんって顔をしているAをみると、あきらかに聞こえている顔をしていた

A『…おいしいねー』

平野先生「ﾌﾌ…わかりやす笑」

永瀬も今更だよ…笑
別れてもうある程度の期間はたってるだろ

A『先生』

平野先生「ん？」

A『寝ぼけてるんですか？』

平野先生「なにが？」

急に寝ぼけてるんですか？って
なんだよ
神宮寺と髙橋も笑ってるけど
え？わかんないの俺だけ？

A『ﾌﾌ…お箸、逆ですよ笑』

平野先生「…」

「あの…」

Aたちと話していると
さっき朝に来た保健室の先生が
俺に話しかけてきた。

平野先生「なんですか？」

神「あー白石先生だ」

へぇ～白石先生って言うんだ。

海人「昨日ぶりだね～」

白石「神宮寺くん髙橋くん、おはよう」

平野先生「あのなんですか？」

白石「あ、あの…今日の午後空いてますか？」

なんか朝もそんな事言ってたっけ…
午後は自由時間で各班好きな場所に行っていいんだけど…俺、Aを拐う予定だからなぁ

神「え！2人ってそんな感じ？」

海人「そうなの？！」

A「…へぇ」

いや、Aちゃん…目笑ってないよ？

白石「…ダメですか？」

平野先生「…ダメですよ、俺各班の見回りあるんで」

白石「終わってからでいいんです…」

…生徒の前で話すことじゃないだろ

A「…行ってあげたら？見回りなんて意味ないし」

あれ？ちょっと怒ってない？

平野先生「意味あるよー？
誘拐とかされたらどうすんの？」

神「意味ない意味ない。
白石先生とどっか行ったらいいじゃん」

海人「俺らは羽伸ばせるね～」

A「わーいわーい」

完全に怒ってる。
本当、目だけ笑ってないし
棒読みだよ？？

平野先生「…見回りしてから時間があればで」

白石「ありがとうございます。では、また」