今日もあなたに伝えます。6 (ページ26)

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みんなが海でワイワイしている間
浜辺で夕日に黄昏ていた

．

．

さっきは本当に焦った…

「A？」

A『先生…』

さっきまで生徒と遊んでいた
先生が私の隣にすわった

平野先生「さっき暗い顔してたけどどうしたの？」

先生すごいね、
一瞬の表情だけで
私がどんな感情か分かっちゃうんだね

A『…ネックレスおとしちゃったの』

平野先生「なんだ、そんな事か笑」

A『え？』

平野先生「もっと嫌な事あったのかとおもったよ…笑」

A『…だいぶ嫌なことでしょ？』

平野先生「ネックレスぐらい何個でもかってあげるよ。だからあんな顔すんなよ？」

かっこいいね…先生
普通なら一瞬でも無くしたら怒るのに
私の心配ばっかり、

A『ﾌﾌ…見つかったよ』

平野先生「なんだよ笑それなら良かった」

そう言って私の頭を撫でて
夕日に照らされる先生の笑顔が本当に眩しかった

A『いつか2人で堂々と出かけられるといいね…』

平野先生「お前が俺の奥さんになれば堂々と出かけられるよ？」

A『ﾌﾌ…また言ってる』

平野先生「はは笑本気だよ？」

私、先生の奥さんになれるのかな。
憧れで、始まり方は最悪な2人なのに
今こんなに幸せいっぱいの人生でいいのかな

A『先生、付き合ってもないのに進みすぎですよ？』

平野先生「お前となら大丈夫だよ」