今日もあなたに伝えます。6 (ページ20)

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A『先生起きてる？』

平野先生「寝てる」

起きてんじゃん…笑

A『寝れないの』

平野先生「だから俺寝てるってば」

先生、ひょっとして…
まだ怒ってるの？

いつもなら私の方を見て
ぎゅうってして寝てくれるのに…
反対向いて
私の方を見てくれない…

少し寂しくなって
後ろから先生を抱きしめた

平野先生「…それはダメ。許さなきゃいけなくなるだろ」

A『…もう許してよ…』

平野先生「やだ。許したらまた同じ事するだろ」

たしかに…許してまた同じことして許しての
繰り返しになるよね、
でも、喧嘩したまま寝れないよ…

A『…どうしたら許してくれるの？』

平野先生「許さないよ」

そう言いながらも
先生は私が回した手を握ってくれてる

A『ﾌﾌ…先生怒ってるの？』

平野先生「怒ってるよ」

A『じゃぁなんで手握ってるの？』

平野先生「…気のせいだろ」

A『じゃぁ、…嫌そうだから離すね』

平野先生「…離さなくていい。なんで俺に言わないの？」

A『…ごめんなさい』

さっきよりも強い力で手をにぎってくる先生
怒っていても…そんな先生が好きだったりする

A『ﾌﾌ…あと5分して許してくれないなら離すよ』

平野先生「なんか俺が悪いことしたみたい笑」

A『許してくれる？』

平野先生「じゃぁ好きって言って？」

A『先生、大好きだよ』

平野先生「はは笑」

許して貰えなくても
先生が笑顔ならいっか

見えないけどね笑

明日が楽しみで寝れなかったけど
今は先生が力強くぎゅうって
手を握ってくるから、寝れない…