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暗闇を歩く人影
その人影の正体は帰宅途中の知念であった
1人で歩いている中、ふと足を止めた
cn「…見つけてくださいって言ってる?」
知念の後ろには誰かがいたのだ
ty『そんな怖い顔しないでよ、シュー。
楽しみが消えてっちゃうよ?』
それは月夜見であった
cn「何度言ったらわかる?
僕はシューじゃないんだ」
ty『過去は捨てられないんだよ、シュー?』
cn「…何の用?」
話が通じないと思った知念はため息まじりで月夜見に聞く
ty『これ、なんだと思う?』
月夜見は何かを知念に見せる
cn「それ…龍太郎の⁉︎」
ty『そう、シュー。
これあげる』
月夜見は知念に龍太郎の懐中時計を渡そうとしているのだ
cn「…なんで、急に?」
ty『僕もわからないんだけど、紅葉様がこれを渡せば楽しいことになるって教えてくれたんだ』
知念はその懐中時計を手に取ろうとするがひらりと月夜見に回避される
ty『でもさ、そう簡単に渡すわけないじゃん?』
cn「…何が、要望なの?」
ty『ねぇねぇ、シュー?』
月夜見は知念の目を覗き込んだ
ty『僕たちの手伝いをしてよ』
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2021年12月6日 13時