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山田 涼介side
周りにモヤがかかっている
ym「…また、和火の仕業?」
『おい…返事をしろって…なぁ』
そう思ったけど少し違う
これは…
ym「俺が見た【ウロボロスの輪】だ」
『何が…落ちた魂は2つ、自分は懐中時計内にいたからカウントされてないけど今は出てるからカウントされてるだ…。
だったら…ずっといろよ』
光り輝く【ウロボロスの輪】の近くで…俺が嘆いている
『変えられない…見た光景と…全く変わらない‼︎』
ym「…俺は、なんで過去に飛んでるんだ?」
kr『それはね、まだ僕にもわからないんだ』
急に隣にモミジ姿の紅葉が現れた
kr『ユウは知っていそうな雰囲気だけど絶対に教えてくれないし…ねね、なんでだと思う?』
ym「…知らないし、知りたくもない」
kr『え、なんで?』
ym「未来については知りたくなくてね。
…具合悪いし、帰るわ」
kr『具合悪いの?
お見舞い行こうか?』
ym「来るな。
あと、和火に人の精神に干渉するなって言っといてくれね?
あれがまたあったら安眠出来ねぇから」
kr『…気が向いたらね』
俺は紅葉に背を向けて歩き出した
モヤがさらに濃くなっていく
ym「…圭人なら、知ってたりして」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2021年12月6日 13時