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14-2 ページ33

山田 涼介side


 
yb「ソードをこう持って…」



薮ちゃんの教えはたまに天然を起こすけどかなり正確



ym「こう?」



yb「そうそう。



山田は飲み込みが早いな」



薮ちゃんは俺を子どものようにわしゃわしゃと撫でた



ym「ちょ‼︎」



yb「ははは」



チラリと薮ちゃんを見る



ym「ねぇ…気分悪くしない程度でいいから教えて欲しいんだけど」



yb「紅葉のことか?」



薮ちゃんは見透かすような目で見てくる



yb「だろうと思ったよ。



この中で唯一紅葉と一緒にいなくて…紅葉と1番関係深そうだからな」



【ウロボロスの輪】の仲…



今でもその意味がわかっていない



もしかして俺は【ウロボロスの輪】に囚われているのか?



yb「そんな難しい顔するなって。



俺はそんな風に思ったことないよ」



薮ちゃんは見透かしたように言った



hk「お〜い、そろそろ退勤時間だぞ。



帰るのも2人1組か?」



yb「そうだな、居残りもその方がいいだろ。



山田、帰るぞ」



ym「わかった。



けど…俺の家と薮ちゃんの家って」



yb「知らなかったか、同じ場所だぞ」



え…



ym「初めて知った」



yb「会ってなかったからな。



ほら、早く」

14-3→←第14時間 2人で1人



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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2021年12月6日 13時

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