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酸欠になる予感しかないので、グッと唇に力を入れて閉じた。
舌を突っ込まれない様にする為だ。このままだと高杉の舌が熱くて変な気持ちになってしまうから。
高杉は、それを察したのか…息が荒いまま不敵に笑って。
高杉「随分と可愛い事、してくれんじゃねェか」
『ッ、んっ』
高杉「俺も余裕がねェから優しくしてやれねェ…いつまで耐えられるかねェ…?」
耳元に唇をわざとひっつけて喋ってくる高杉。その低くよく響く声に涙目になってしまう。
高杉「……は…ふッ、」
『〜っ、!!んんんっ』
耳の軟骨をがぷ、とくわえられた。そのままゆっくりと耳に舌をつけられ…舐め上げられる。耳を捕食するみたいに舐められて、食べられて。
耳、とろとろ。そんな状況に先程よりも更に酷くびくんびくんと体は反応してしまうが声は何とか押し殺した。
高杉「………っはぁ…」
『あ…ッ』
だが、唇が離れて一瞬気を抜いた隙に高杉の熱い息が耳にかかって声を漏らしてしまい。
『!』
それにハッとして、直ぐ唇を噛み締めようとしたが………その前に、ずぷっと音を立てて乱暴気味に口の中に指を突っ込まれた。
『んんっ!?ん…ふぁ…っ、あぅ…っ』
高杉「……は、イイ反応すんじゃねェか…」
高杉の形のいい指は長く、口の中をかきまわされる。想定よりも少しゴツゴツしたそれを舌と歯茎をなぞられて奥まで突っ込まれた。
涙目になりながらも、必死に指を外へ追いやろうとするが高杉の指の力は強い。そもそも舌と手で力の差は歴然、そのままどんどん奥まで突っ込まれる。
『んっ、んぅ…あぁ……』
高杉「ッ、くそ……んな良さそうな顔すんじゃねェよ、」
苦しそうな声。苦しいのはこっちだってのに、って彼を睨むみたいに見上げるが……彼は若干興奮したかの様に頬が赤くなっていて。
その表情がなんとも言えない程色っぽくて目を逸らした。
『ゃ、らっ…たかす……んっ、!』
嫌だと伝えようとしても、その度に指の動きを激しくされて喋れないし。
後ろに頭を後退させて指を抜こうとしても、後ろは壁で動かないし。完全に絶体絶命。しかも指を奥まで突っ込まれるとどうしても唾液が垂れてしまう。
『ふッ………む、り…っ!』
それでも高杉を睨み付けた。
……だが、よく考えれば今の私は涙目。しかも高杉は此方を見下ろしてきているんだから上目遣いにしかならない。
高杉「ッ、」
……不意に高杉の指が、唇から抜かれた。
『ふ…はぁっ……けほっ、』
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きょ - いやん❤️センシティブ❤️ (1月17日 20時) (レス) @page5 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
かっち(プロフ) - めっちゃ好きです……。今一気読みしている途中なんですが、ここの章を何回も読んでしまいますw 夢主ちゃんが神楽ちゃんを攻めて、赤くなっちゃう神楽ちゃんとそれに嫉妬する沖田君たちが見たい…!!もちろん書けとは言いません!応援してます!! (2023年2月26日 19時) (レス) id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
mia - 作者様神っす!ヤァバイ最初のイチャイチャが…(鼻血)これからも応援させて頂きます!!👍 (2021年10月3日 20時) (レス) @page4 id: 220694a240 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 神楽ちゃんのハーフツインテが見たいーーーー‼️ (2021年9月20日 14時) (レス) id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 仲いいナお前ら↓ (2021年9月20日 14時) (レス) id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年1月27日 22時