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百七十 ページ20

今更言うのもなんですが、荒川ちゃん一応名前変えられますよ〜!!
.


「本気ですか…?」

「はい」

荒川澄香はこの短い時間で決めなければいけない。決断が迫られている。
この時代で死んで元の時代に戻ったとして忘れられるだろうか。この人達のことを。
いや、忘れられないだろう。
嗚呼どうしても生きたい。
もう、現代に帰りたくない。
家康と居るよりは楽しい、きっと幸せだろう。

「高虎さん、私を連れて行って下さい。
私を、幸せにしてくれるんですよね…?」

荒川澄香がその時浮かべた笑顔は涙に濡れてはいた。Aもその笑顔は見たことがなかっただろう。
高虎はすぐに身体を起こして、荒川澄香も抱き起こし、ぐうっと抱き締める。
そして、必ずや、と応え荒川澄香の手を引いて逃げて行った。


__



「明智殿それは一体…」

「…まあ随分と恨まれてるもので、命があるだけ助かりましたよ」

討伐のために向かったもう1人の徳川の将に介抱してもらいながら、俺達は徳川に戻ることにした。この身では役目は果たせないと、言うと理解して手を貸してくれた。

「まさか、相手は分かっておられるのですか」

「信長様の次男、織田信雄様でございます。どうです、とても信長様には言えないでしょう」

思わず、徳川の将はぞっとした顔である。
まあ普通そんなお偉いさんに嫌われてたらそんな顔になるのが普通なんだろう。

「そう、ですな」

多分荒川(アイツ)もなんとかなっただろう。
あとはまあ、どう用意して印を持ち帰るかな。
代わりの娘というわけにもいかないし、どこの親が首を渡すことなどあろうか。

「…だる」

「はて、なにか申しましたかな…?」

「ええ、ええお気になさらず」


一先ずは、高虎が戻るまで待つ事にするか。

__


数日後、徳川の城で暫しの脚の療養中、高虎が戻ってきた。
一房の長い髪を持ち、俺に手渡す。
この場にいるのは、俺と高虎だけだった。

「同盟を組んでいる隣国の村に匿っている」

ひっそりと、高虎は囁くと深深と頭を下げて、直ぐに去っていった。
家康に話を付けるのだろう。

瀬名姫、荒川澄香を討ち果たした、と。

兎に角、荒川が助かったのは良かった。
問題はネチネチと面倒な信雄ではなく、信長なのだ。
持ち帰ったのが首では無い事を、気に食わないかもしれない。
何だか、脚の傷が痛む気がしてきた。

百七一→←百六九



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設定タグ:戦国時代 , 男主 , BL   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
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愛之助(プロフ) - パパゴラスさん» ウッッッッありがとうございます!末代まで語り継ぎます() あと少し(?)頑張ります! (9月2日 16時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
パパゴラス(プロフ) - もう少しで完結と聞いてなきました。読んでると胸が締め付けられて…もう…もう…(語彙力の崩壊)頑張ってください! (8月31日 9時) (レス) id: 665c1b4e56 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 如月真さん» アーッ!奥様イケマセン…私も貴方のことが好きです…(?)(((失礼しました。本当に嬉しい限りです!!ゆっくりゆっくり気長に最後までお付き合い下さると嬉しいです! (8月29日 23時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 名無しさん» 爆発してますか!!?それはとても嬉しいです(血涙) もう少し…なんですよ…何だかノロノロやってたのが寂しく感じてきます…笑 ありがとうございます!無理せず頑張ります! (8月29日 23時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
如月真(プロフ) - 好き… (8月29日 20時) (レス) id: 57a41376e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛之助(元大手裏剣) | 作成日時:2020年8月16日 18時

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