最低道化師がヒーローに！？

……え？ ページ11

ナレーター






太宰さん…？が来た後すぐに皆で集まった






緑谷｢あの、自 殺って…｣






麗日｢うん、あの自 殺やね｣






切島｢何か事情があるのか…？｣






梅雨｢孤児だったのが関係してるのかしら？｣






八百万｢ですが、苦しい事があるのは事実！｣






電気｢こういう時こそヒーローの出番じゃねぇ？｣






葉隠｢うん！皆でシネマ君達を助けよう！！｣




皆｢｢うん！！｣｣



皆がシネマの計画だと知らずに意気込む、哀れだ





一方その頃…



｢太宰！ちゃんと計画通りだよ！｣





太宰｢…私と二人きりなんだ、今ぐらい良いんじゃないのかい？｣




問いかけるように聞こえるが、その目は確りと闇を纏っている





｢…人が来たらすぐやめる｣






太宰｢私はシネマちゃんが心を開いてくれて嬉しいよ…！！｣





｢無理やりの癖して｣





太宰も、シネマも、何処か歪んでいる





太宰｢無理やり？まさか、そんなわけないだろう？｣






｢青鯖のバカ
………今のとこ計画通りだよ｣





太宰｢まって、青鯖って？？｣






｢中也は優しいよね｣






太宰｢やだ！シネマちゃんが汚れる！！｣







｢うるさい｣








太宰｢ま、それはさておき

体育祭どうするの？｣







｢1位以外にないね｣






｢僕の計画上、皆に僕を頼れる人だと思わせないと｣






太宰｢ふーん、私は？｣






｢いつも通りやればいい｣






太宰｢…シネマちゃんはお見通し、か｣







｢僕を舐めないで貰いたいね｣






シネマは、太宰がいつも無自覚に信頼されるように動いてるのを知っている




太宰は、その癖が着いているんだろう





だが、シネマはどうでも良いと思っている




なので深入りはしないし、太宰もそれを心地よく感じている





仮にとてもいい人が太宰を知れば、なにかしら動くだろう





そして太宰はそれを拒否するだろう






だがシネマはそれが無い







だから太宰は、シネマを好いている







シネマもそれを知っている、が





興味が無いため無視している







太宰は、それを楽しんでいる






付き合うまでの遊戯らしい



付き合う事が決定してるのは、この際無視しよう





まあ、何はともあれ



これが太宰と、シネマである




そんな2人が、初めて会う子供に素を見せるか？




答えはNOだ




なので、ヒーローの卵には悪いが





何処ぞの小説みたいな奇跡は起きないと断言しよう

人が沢山だね！(ゴミ集まってンなァ)→←お兄ちゃんはいりまーす

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