君をさがしてた。episode3 …2 (ページ28)

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広臣「Aは俺のこと許してくれるかな…」

隆二「それはわかんない。でも、あいつは人の素直な気持ちが汲み取れないような奴じゃなかったよ」

広臣「俺の素直な気持ち、か」

隆二「告白しろっつってんじゃないからな？」

広臣「わかってるよ！笑」

隆二「多分Aびっくりしちゃうからな」

広臣「だろうよ。俺がAでもやだよ」

隆二「ははっ、わかんねえじゃん。Aが臣の気になってる所知ってる？」

広臣「なに？」

隆二「脇腹の筋肉、だって。」

広臣「…まじ……？」

隆二「あいつ脇腹フェチだぜ。」

広臣「マニアックだな…」

隆二「照れてるでしょ」

広臣「照れてねえよ！」

悪戯っ子のように笑う隆二に俺もつられて笑顔になった。

広臣「ありがとう隆二」

隆二「ん？おお、」

広臣「俺、Aとちゃんと話すわ。…で、百合根との事もケリつける」

隆二「俺に出来ることあるか？」

広臣「隆二にはもう十分やってもらったよ。俺が百合根の気持ち弄んだのは変わりねえから…

これは俺一人でケリつけたいんだ。」

Aへの自分の想いに素直になる、ケジメのために。

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