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「……」
直人「A？どうした、大丈夫…？」
「っ、…」
跪いて俯いたまま何も言わないAに、直人が恐る恐る声をかけた。すると彼女はバッと顔を上げ
「っ、私まだ、恥ずかしくてぇ 彼らにはッ 言えてないけど、
……ELLYくん達にっ、ヒック、感謝してます、から…
だからぁ…、最近のメンバーの、ッ、雰囲気に とても、罪悪感をォ…感じてますっ！」
そう言ったAの目には涙が浮かび、次々と流れ出してきた。
「ーーわ、私はぁッ 今までもそうだっから、まだ 良いんです。でも本来のメンバーは 皆仲がっ、良かったのに。
なのに私のせいで…彼らの仲が悪くなるの、キツイんです…ぅっ
っ、でも私、どうすればいいかわかりません…私はっ、今まで彼らと向き合ってこなかったから、ーーだから、お願い します。
彼らの仲を、直してあげてくださいぃ。」
ダバダバと涙を流して土下座のようなことをするA。その仕草に直人と直己は慌ててAの肩に手をかけた。
直人「ちょA、そこ地面汚いからッ！」
「うわぁぁん！辛いんですッ 仲悪い彼ら見るの辛いんですぅぅ！」
直己「わかった！わかったから！」
直人「とりあえず立とう！なっ？」
「うぇぇえん…！」
テツヤ「…もー。」
世話がやける子だ。と、泣きわめく彼女の身体を持ち上げ抱っこしたテツヤ。Aは大人しく彼の首に腕を回すと、
暫く泣いた後、途端に静かになった。
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作者名：とまと野郎
| 作成日時：2014年11月16日 0時
