君をさがしてた。episode2 …2 (ページ38)

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健二郎「岩ちゃんもっと丁寧にやりぃや？こうゆうのは真心込めるのが大事なんやで？」

Aの為になのか、おこぼれをもらう為なのか、一生懸命ドーナツ作りに励む健二郎さん。

どんだけ尽くすタイプ。

剛典「てか健二郎さん人のお菓子に真心込めてる場合じゃなくないですか、Aの本命聞かなくていいの？」

健二郎「どっ、なっ、ーーここここら岩田くん！誰の何が何の本命だって？！」

面白いくらいに動揺する健二郎さんは Aの方をチラチラと見て、「何言ってるのかわからないな～ Aの本命とか、全然気にならないし～」と言いながら、手に持っていたドーナツ生地をありえない速さでコロコロ回している。

ELLY「ちょめっちゃ唾飛んだ…」

「…それ廃棄でお願いします。」

健二郎さんを軽く睨みながら低い声でそう言ったAに今度は必死で謝り始める健二郎さん。ほんっと忙しい人だな。

剛典「てかここまで手伝わせてんだから本命教えろよ」

健二郎「岩ちゃん…！」

ELLY「あ、俺も聞きたーい」

健二郎「ELLY、ちゃん！？」

ELLY「えーだってやっぱ女の子のそうゆうのって気になるじゃん」

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