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アキラ「こんな奴ぅ？」
健二郎「あ゛！そ、そうじゃなくて！犯罪ですよね！まだ19歳なのに！ありえへん！」
アキラ「俺は16歳のAのこと好きになったけどな」
健二郎「え゛ぇっ？！」
「ぅ……ん゛ん…ぅぅ…」
健二郎「っ！」
ムニャムニャと眉間に皺を寄せながら掛け布団の中に潜るA。
しまった、うるさくし過ぎたと皆が彼女に視線を送るが、幸い目を覚ますことはなかった。
ELLY「とりあえずこっち来たらどうですか…」
健二郎「おう。」
やっとの事で大人しくコタツに入った健二郎さん。AKIRAさんもやって来て大の大人4人でコタツを囲んだ。
アキラ「ELLYから今日のこと聞いた。大変だったな」
健二郎「いや、隣にいたのに止めらんなかったですし…ほんますいません…」
剛典「でも熱あるなんて俺ら知らなかったし。Aも言わねえし。それに今日に限った事じゃないじゃん。やっぱそうゆうのってないわ。臣さんキレてもしょうがねえって」
健二郎「岩ちゃん！」
アキラ「いや岩ちゃんの言うとおりだ…それはさっきELLYにも言ったよ。
Aの日頃の行いも決して良いもんじゃなかっただろうし、暴力って形は良くないにしろ、いつか誰かが叱ってやらなきゃいけなかった事だな。
ただタイミングが…って今さら言っても遅いけどよ」
剛典「俺、なんでHIROさんやATSUSHIさんがAを野放しにしてるのかわかりません。」
アキラ「それは…」
剛典「なんか理由があるなら言ってください。俺TETSUYAさんに聞いたんです、HIROさんとAの間にある約束事のこと。
でも教えてくれなくて…AKIRAさんに聞いてみなって言われました。」
アキラ「…岩ちゃんはAのこと嫌いか？」
剛典「…はい。ってか、好きになりようなくないですか？あんなあからさまに壁作られたら」
アキラ「そうだな笑 うーん、TETSUYAさんが言ったって？俺に聞けって」
岩ちゃんは何も言わず静かに頷く。
いつそんな事聞いてたんだろう、俺は何も知らなかった。
アキラ「…まあ、そろそろお前らも限界だよな。わかった、言うよ、Aが三代目に入った理由も含めて全部」
それは、先ほど聞いた話とは違う、Aのルーツにまつわる話だった。
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作者名：とまと野郎
| 作成日時：2014年11月5日 19時
