65 / 空気 ページ15
淳太くんに続いて、ぞろぞろと楽屋に入る私達。
黄「 おはよ 」
橙「 お〜、はよ」
緑「 おはよう 」
赤「 …はよ 」
桃「 …よ 」
さっきのことがあってか、
気まずそうに目を逸らしながら挨拶をする
のんちゃんと重岡さん。
そんな二人を見て、
既に楽屋に居た桐山さんがキョロキョロと皆の顔を見渡した。
橙「 なになに？！
シゲも望もなんか可笑しない、…って、あ 」
『 おはよ、ございます… 』
橙「 おぅ、おはよ 」
そして少しシン、とした楽屋。
ぎゅっと拳を作って、この空気を壊すための対処法を考える。
桃「 …A〜、ちょっとお散歩しに行かん？」
『 ん、…おんっ 』
ホンマ、のんちゃんには助けられてばっかりや。
結局対処法なんて思い付く訳も無く、
耐え切れなくなった私に誰よりも早く気付いて
楽屋の外へ連れ出してくれる。
二人外へ出て、パタンと扉が閉まったのを確認して
息を吐き出す。
同じ場所のはずなのに、空気が余りに違い過ぎて
この扉を境にして別世界に居るような。
取り敢えず楽屋から離れよう、と
肩を並べて行く宛もなくフラフラと歩く。
桃「 無理は禁物、やからな 」
『 ありがとう… 』
桃「 ふは、ほら、リフレッシュしに行くで 」
「 望 」
ゆっくりと歩いている私達の元に、
久しく聞いていなかった人物の声が響いた。
低音で、それでいて優しくて
壁があるようになんか感じさせない、ふわりとした声。
桃「 流星… 」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 417人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ｲﾛﾊ(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます …！そう言って頂けて嬉しいです ◎ ゆっくりですが加筆して参りますので、お読み頂けたら幸いです。これからもよろしくお願い致します ◎ (2021年3月25日 0時) (
レス) id: c6ea372a6e (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！更新楽しみにしていますので、無理をしない程度に頑張ってください！ (2021年3月24日 23時) (レス) id: d72ab54115 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ｲﾛﾊ | 作成日時：2021年2月20日 18時
