082 告白 ページ32
「まず入学時の点数と内申めちゃくちゃ見られる。これがクリアできても定期考査でクラスでは常に10位以内かつ学年で50位以内に入っていないといけないから、気が抜けない」
「何か異様にマネだけ厳しいよな」
「でも50人くらい目指せそうな人はいるんですね」
「これが３年間継続、部活も続けながらってなると難しいんだよ。特に男バレマネの条件は厳しいしな。そのマネージャーを１年時から続けてるAさんはめちゃくちゃ学校で有名でした」
「私って有名だったんだ」
「あのあと、練習試合見に来てた女バレからなんでいたのってめっちゃ聞かれました」
「えー久しぶりにお話したかったな」
「言っておきます」
「Aちゃんが頭良いのって何か悔しい。俺よりおバカだったらよかったのに」
「無茶言うな。それだとマネできてないけど、それでもいいの？」
「それはヤダ！」
少しだけ彼らと話して、買い物も済ませ家に帰る。
なんだかんだ彼らといると無駄に緊張しないから楽しいな。
久しぶりの仕事で疲れたのだろう、とてつもない睡魔に襲われる。
ご飯と風呂を早めに済ませて、今日１日を終えた。
――それは、突然に起きたある日の出来事。
「す、好きです……」
「え、と……」
特別棟、４階の空き教室。
放課後になると、吹奏楽部が使っているはずなのだが今日はオフなのだろうか。
人の気配がないこの辺一帯、いるのは私と男子生徒の２人。
今日初めて喋ったこの子に、告白をされた。
された……んだよね……？
突然のことで頭が追い付かない。
一旦状況の整理をすると、この子がこの教室に忘れ物をして、カギが閉まっているから開けてほしいと事務室に来た。
何故事務室に来たのかは、職員会議中で誰もいないから。そして私がマスターキーで教室を開け、一緒に忘れ物を探していたら告白された。
職員に告白するなんて何考えてんだ……？ 罰ゲーム？
「付き合ってください！」
「ごめん、それはできない……、まず私は事務職員だからね」
「そんなこと分かってます。でも、関係ないです、誰にも言いませんから」
「そういう問題じゃないの。生徒と職員のそういう関係は御法度っていうのは大前提だし、君は私のこと知らないでしょ」
「これから知って行けばいいじゃないですか、一目惚れから始まる恋だってあります！」
「だから――」
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ぴえん - めっちゃおもろくてもうとにかく好きです。ー日本語が変なのは気にしないでくださいー (2020年8月3日 10時) (
レス) id: 243282b2cc (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - しらすパンさん» ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。頑張ります！ (2020年5月31日 23時) (レス) id: c8d57ac98d (このIDを非表示/違反報告)
しらすパン(プロフ) - とても面白くて一気読みしてしまいました!!続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2020年5月29日 21時) (レス) id: d0609b57e9 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - みずきさん» ありがとうございます。今この時世ですからね、お互いステイホームで頑張りましょうね！ (2020年5月17日 19時) (レス) id: c8d57ac98d (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - コメ失礼いたします！一からすべて読ませていただきました。とてもおもしろかったです！体調に気をつけて更新頑張ってください。応援しています！(*´∀｀) (2020年5月17日 0時) (レス) id: bace071e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西 | 作成日時：2020年5月16日 21時
