【ky】金髪のキミにもっと近づきたい！

嫉妬なんてしてねぇけど ページ4

Kyside
今日はAの表彰式。
うっしーと行くって連絡来てたけど
別に嫉妬なんかしてねぇよ。




フ「あれ？キヨじゃん。今日も部活？」

「そー。」


部活の休憩中にフジと遭遇。
ベースを担いでるから
フジも部活だろう。


フ「そういやさ、Aちゃんの写真、最優秀取ったんだってね！いやー普段は変な子だけど、才能あんだね。」

「今日表彰式なんだってさ。」

フ「…あ、そういや、うっしーと歩いてんの朝見たわ。」

「…ふーん。ま、うっしーと行くって言ってたし。」


そう言う俺を見て
フジはニヤニヤと変な笑いを浮かべてくる。


「なんだよ。」

フ「いや、いつもより機嫌悪いな〜って思って。嫉妬してんでしょ？」

「嫉妬なんかしてねぇよ。」

フ「こんなに顔と声と機嫌に出てんのに？笑」

「うるせぇ。俺は何回でも言うけど、嫉妬なんかしてねぇからな！？」


そう言い残しグラウンドに駆け出した。
モヤモヤするけど、
嫉妬じゃねぇし。
うっしーのことは信頼してるし。
自分で言うのもあれだけど、
Aは俺の事大好きだし。






部活が終わり携帯を開くと
Aからのメッセージが。
嬉しそうな顔で賞状を持ったAの写真と、『賞状取ったどー！』の文字。
こういうところが無邪気で可愛いと思う。
でも素直に喜べないのは
うっしーと肩を組んでる写真もあったから。



キヨおめでとう。
Aあんがと!めっちゃ楽しかったー!
キヨ良かったじゃん
Aうん!今からキヨくんに見せに行ってもいいー?
キヨいいよ。
Aやた!じゃあ、キヨくん家の近くの公園で!
キヨOK


テンション高めなのが超伝わってきて
今日は会うの無しでとか言えず
会うことに。
俺の気持ちなんか知らねーんだろうな。
それでこそAだし、
今の俺はかっこ悪いから
あんま気づかないでほしい。


「はぁ。行くか。」


重たい気分を無理やり持ち上げて
俺は待ち合わせ場所に向かった。

なんか怒ってる？→←表彰式行くぞ！

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