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ACEのとある一日 ページ44

これはまだ、ACEになる前のお話

「あー、お腹空いたな。」

そう呟くと、丁度自室から出て来たスペードが居た。

「あ!
わただ!」

本名で呼ばれ、ビクッとするスペード。

「おい!
本名で呼ぶなって言ったよな!?」

「わた、ごめん。」

上目遣いで、可愛く謝る。

「また言った!!
それ、謝る気ないだろ!?」

「そんな事より、お腹空いたから何か作れ。」

さっきまでの可愛かった表情から一転し、冷たい表情で言い放つ。

「えー、これから任務に行かなきゃ行けないんだけど?」

「簡単に作れるので良いから早くしろ。」

そう言って、食堂の方へと歩いて行く。

「簡単にって、、、」

「早く来い!」

後ろを振り返り、キツく言う。

「分かったよ。」

ブツブツと言いながら付いて来るスペードに、聞こえないくらいの声で言う。

「チョロいな。」

「何か言った?
ていうか、何で笑ってんの?」

「関係ない。」

クスッと笑うACEであった。

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作者名:童子 | 作成日時:2019年10月25日 8時

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