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同胞 ページ40

ゼロに頼まれた後、私はトランパーへ戻り、KINGとJACKに話をつけようと、二人の元へと向かった。

「あの二人、一体何処に居るのよ?」

「あの二人って?
QUEENは誰を探してるの?」

後ろから声を掛けられ、身体をビクッとさせる。

「そんなに驚かなくても良いのに。
で、誰を探してたの?」

後ろを振り向くと、そこにはJACKが居た。

「何だ、JACKか。」

「何だって何?」

「特に意味は無いわ。
びっくりしただけ。
ところでKINGは?」

ニコニコと、あどけない可愛い笑顔で私を見つめるJACK。

然し、その瞳には、怒りが宿っている。

やはり気付かれていたか。

「KING?
多分部屋に居るんじゃない?
呼んでこようか?」

「JACKにも、話したい事あったし。
私も付いて行く。」

「そっか。
じゃあ、行こっか。」

鼻歌を歌いながら、スキップでKINGの元へ向かうJACK。

その後ろを付いて行くが、用心しなければ。

「KINGさーん!
居るー?」

ガチャッ

「何だ?」

気だるそうに出て来たKINGに、チラリと見られた。

「何かね、QUEENが僕達二人に話があるんだって。
だから入れて?」

そうか、とだけ言って中へ入るよう促された。

「で、話は何だ?」

「この前の話の続き、したいなーって。
ボスが一体、何を考えているのかって話。
ほら、二人の応えはまだ聞いてなかったじゃない?」

「そうだけど、前にも言ったよね?
僕はボスとの絡みが全然無いから、皆の話を聞いてからじゃないと、応えは出せないんだよ?」

「俺達に話って、ボスについて、何か気になる点でもあるのか?」

KINGに、ジロリと睨まれる。

探ってるんだろうなぁ。

「気になるから聞いてるの。
それだけが理由じゃダメ?」

「いや。
ヤツらから色々と吹き込まれて、鼠になり、探ってんのかなーと。」

鼠。

それを聞き、背中にゾクッと寒気が走る。

「それは違う。
ただ気になったから。
それだけ。」

「ま、俺としては?
楽しめるなら、別にQUEENが鼠だろうが何だろうが、別に構わないんだけど。」

「、、、え!?
KING、それって、、、。」

KINGの衝撃発言に、驚くJACK。

然し、JACKはその発言の真意に気付いたからなのだろう、途端にKINGを敵視し始める。

「そ。
面白くなりそうだし。
QUEEN、いや、彼等側につくよ。」

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作者名:童子 | 作成日時:2019年11月3日 17時

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