KissAssassin 2 (ページ20)

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救出ページ20

－数日後－

今日はトランパーの暗殺初心者、ブラックの救出に、ゼロ、セカンド、フォーの三人で来ている。

｢あれか。｣

スパイとして潜入しているブラックを見つけ、ゼロに確認するセカンド。

｢間違いない。
サインを出したら、フォーは接触、セカンドは援護に回る。
いいな？｣

ゼロのその指示に、二人は黙って頷いた。

｢GO｣

そう言って、立てた二本指を、その方向に振り下ろす。

サインが出された事を確認し、フォーとセカンドが動く。

トントン。

一人のブラックの肩を軽く叩く。

｢何ですか、、、｣

振り向いた顔に一発、ぶちかました。

｢おい！
お前、何してんだよ！｣

もう一人のブラックが止めに入るが、時すでに遅し。

鳩尾に一発入り、その場に蹲る。

それを見ていた三人目のブラックは、腰が引けたのか、膝から崩れ落ちた。

｢はい、完了！｣

殴った手を、プラプラと振りながら、フォーがゼロにOKマークを見せた。

｢何だ、俺の出番無かったじゃん。｣

フォーの近くで待機していたセカンドが、やって来て、地面に伏せる彼らを見下ろしながらそう言った。

｢此処は人気が無かったから良かったものの、殴る場合は周りの事も、よく見てからやれ。｣

遠くで見守っていたゼロが来て、フォーに注意する。

｢手荒な真似をして悪かったな。
だが、まだ返す訳にはいかない。
お前らには俺達を手伝って貰う。｣

｢手伝う？
そんな事するかよ！｣

バキッ

｢黙って言う事聞け。｣

口答えしたブラックの顔面に、フォーの拳が飛んだ。