酒は飲んでも… ページ21
グラスを軽く合わせると、チリン、という音がする。
『…これならニュートでも飲めそう。どう？』
ニュート「うん、これならいけそう…な気がする」
だが、私は知らなかった。
私が思っていた以上にニュートはお酒に弱いということを。
一時間後
ニュート「…ん…」
さっきからニュートは私にぐでんともたれかかったまま動かない。
『ちょっとニュート大丈夫？ごめんね、無理して飲ませちゃって』
…このワイン、度数結構低かったのに。
ニュート「ん…君は悪くないよ。僕が弱すぎるだけ…」
顔を真っ赤にして目をとろんとさせ、ニュートは頭をぐりぐりと私に押しつける。
ニュート「んん〜A…好きだよ…」
『…！』
…不意打ちすぎる。心の準備も何もない。
『…やめて、ニュート。…心臓に悪い』
ニュート「ん…、僕はいつもAに好きって言ったり行動したりしてるのにまだ慣れないの？」
『…えっと…そういう訳じゃ…』
ニュート「そうでしょ？いつも顔を赤くして…。慣れてないんでしょ？」
『…うん』
…ニュート、かなり酔ってる。
ニュート「ほら、嘘ついてた。嘘つきの悪い子はお仕置きが必要だね…？」
ニュートが妖しく笑って顔を近づけてくる。そして──
ニュート「…ん」
『んっ！？』
キスをされる。いつもの優しいニュートとは違う激しいキス。息苦しくなって小さく口を開けると、お酒の匂いと共にニュートの舌がはいってきて舌が絡まれる。
『ん……っ……んぁ……』
苦しくなって肩をバンバンと叩くとニュートがやっと離れてくれた。
『…はぁ…』
ニュート「…A…」
『ニュート、待って。待っ…』
制止の声も聞かずにニュートは私をベッドへ運んでギュッと抱きしめる。そして、すやすやと寝息を立て始めた。
『…ニュート？』
ニュート「…」
…寝てる。なるほど、酔ったらあぁなるのか。
ニュート「A…」
…起きてる？
頬をつんつんとつついても、ニュートから反応はない。
私はニュートの髪をそっと梳いて、ニュートの腕の中で目を閉じた。
酒は飲んでも…「飲まれるな」！
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リサ - こんばんわ。いつもこの小説を読んでいます。次も楽しみです。闇落ちの方を読んでみたいです。 (9月8日 0時) (
レス) @page28 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
ルイーザ(プロフ) - みかんさん» コメント有難う御座います。作品を楽しんで頂けて、とても嬉しいです。闇堕ちですね。有難う御座いました。拙い文章ですが、これからも楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2019年9月4日 16時) (レス) id: 4a1e9af14b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - こんにちは。いつもこの小説を楽しみにしています。闇落ちのほうを読んでみたいです！楽しみにしています！！ (2019年9月3日 12時) (レス) id: 10b371d446 (このIDを非表示/違反報告)
ルイーザ(プロフ) - きなこさん» 返信遅くなり申し訳ないです。コメント有難う御座います。そう言って下さり、とても嬉しいです。闇堕ちありですね、有難う御座いました。拙い文章ですが、これからも楽しみにして頂けると幸いです。 (2019年8月29日 8時) (レス) id: 4a1e9af14b (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - はじめまして、こんにちは！！この作品がとても好きなので、いつも楽しみにしてます♪私的には闇落ちルートありだと思います！！これからも楽しみにしてますね。 (2019年8月28日 9時) (レス) id: 5408dae180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイーザ | 作成日時：2019年7月6日 8時
