愛してないなら死ね(1) (ページ10)

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真実ページ10

犯人「僕がソウを殺したのは愛してくれなかったからだよ。僕がソウのことを言葉に出来ないくらい愛していたのに· · ·。ソウはそれに振り向いてくれなかった。」

ミユ「当たり前だ。お前は男だろう。それにお兄ちゃんが愛してるのは私だけなんだよ。」

犯人「まだそんなこと言ってるの？ソウはいっつも僕に妹の話をしてくれた。ベタベタすぎて気持ち悪いって言ってたよw」

ミユ「そんなことあるはずない！お兄ちゃんがそんなこと言うわけないよ！！嘘つかないで！」

犯人「真実を教えて欲しいって言ったのは君の方だろ。僕は全てを話した。」

ミユ「証拠はないでしょ？」

犯人「あるよ。これ聞いてみて」

私はイヤホンを渡された。

そこには犯人とお兄ちゃんの会話が録音されていた。

「俺の妹ほんとに気持ち悪いんだよ。早く死んでほしいわ～w」

そこにはお兄ちゃんの声がしっかり刻まれていた。

ミユ「嘘だよね。嘘だよね？お兄ちゃんがこんなこと言うはず· · ·。」

犯人「まだわからないの？お前はお兄ちゃんに愛されてなんかいないんだよ！」

(もういいや。死にたい。はやく死にたい。犯人を殺す気なんてなくなった。もう、どうだっていいや。)

私は家に帰ることにした。